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エアコンのフィルターを2週間おきに掃除することにします


12月18日 木曜日

こんにちは。勝間和代です。

私の家のリビングは14畳なのですけれども、暖房では9畳までが推奨のエアコンしかついていないので、それほど暖かくないです。

それで何とかして暖かく過ごしたいと色々なことを調べたのですが、一番効果がありそうなのは、やはりフィルターをこまめに掃除することでした。

これまでに1ヶ月に1回ぐらいは掃除していたのですけれども、もうちょっと頻度を上げて2週間に1回にしてみたいと思います。

どのような結果になるのか楽しみです。

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---サポメ本文---

12月18日 木曜日

おはようございます。勝間和代です。

昨日のサポートメールでは、様々なものは不確実であり、不安定であるということを受け入れて、だからこそ確率思考が必要だということを説明しました。何でもかんでも全て確定していると思うと、色々な判断がかえってわかりにくく難しくなってしまうので、是非色々なものは不安定であり、不確実だからこそ確率思考が必要だということを理解してみてください。

そして4日目にお話ししたい内容は

「ありとあらゆるものの確率に興味を持つようにしよう」

ということになります。

これはどういうことかと言うと、私たちの様々な研究や先人の知恵というのは、ある意味、確率的にどちらの方があり得るのか、その因果関係や様々な要因を調べるために行われてきたと言っても良いでしょう。

その証拠として、様々な論文が学術雑誌に掲載されるかどうかは、そこでの研究成果が確率的に再現性高く証明できるかどうかということがポイントになります。だからこそSTAP細胞は発表したチーム以外誰も再現ができなかったので、あれだけの大非難を浴びてしまったわけです。

食生活に関しても、「コホート研究」というものがありまして、たくさんの人数の食事を全部記録につけて、その後10年後、20年後にその人たちの健康状態がどうなっているかということを考える手法です。

それぞれ長生きしている人とそうでない人にどのような食生活の違いがあったかということを統計分析すると、ある一定の食材を食べていると統計的有意に長生きするということが、計算上わかってきます。ある意味確率というのは、統計とセットで考えた方が良いかもしれません。統計によって分かってきたものを、もう一度確率として引き直すのです。

統計データの分析には「P値(ピーち)」というものがよく使われます。これは何かというと、2つの母集団の差を比べた場合に、その違っている確率が偶然かどうかということを確認するものです。先日のサイコロの例ですと、例えば2つのサイコロを振ってやたらと2や12が出るサイコロの回数を見た時に、これが統計的にあり得る数字なのか、それともサイコロが歪んでいるかということを確認するために計算します。

大体の研究論文というのは、このP値が「統計的有意」とみなされるためには、偶然である確率が5%以下でギリギリ合格、できれば1%以下ぐらいが良いと考えられています。

例えば私が行動経済学で面白いなと思った研究は、これは大変失礼な話ですけれども、肥満傾向が高い人と消費者金融での借入が多い人に、統計的有意に関連があるということです。

これは結局、時間割引率の問題による擬似相関なのか、あるいは貧困のストレスによって食べてしまうのか理由は分かりませんが、いずれにせよ何らかの同じ因子が働いて、その因子が過食と消費者金融からの借入の両方に向いていると考えるわけです。

確率に興味を持つというのは、物事の因果関係や振れ幅に対して興味を持つことに近いと思います。とりあえず自分だけは特別とか、自分だけはラッキーと思わずに、まずは全体像の中でどのような確率分布があって、自分がどこに巻き込まれるかということを確認していくわけです。

私が人工知能を使う時にGeminiに2つのモードがあって、1つが「高速モード」、1つが「思考モード」なのですが、時間がある限りは思考モードを使っています。この2つのモードの違いは何かというと、1つ目の高速モードはほとんど検索エンジンと同じようなもので、大体検索結果をそのまま返してくるような形ですが、思考モードの方は複数の情報を組み合わせて、それを論理立てて、ある程度整合性を取ってからまとめ直して出してくれるのです。

例えば前から私が感じていた「高速道路でナビ通りの時間に着かない確率」というものをGeminiに計算してもらったところ、大体土日の混んでいる時間帯やゴールデンウィークなどでは、70%以上の確率で時間通りに着かないという計算になります。時間通りに着くのは平日の地方部の夕方ぐらいのものだという計算でした。

私はこの感覚ととてもよく合うので納得なのですが、さらにGeminiの追加として、飛行機や結婚式への出席など絶対に時間に着かなければいけない場合は原則として道路を使わないのが優先だし、もし道を使うとしたら2時間ぐらいの余裕を持つことが必要ということです。

元々人工知能は確率計算機だという話をしました。だからこそ、ちょっと気になった確率については、ある程度Geminiの思考モードのような高度な計算をしてくれるものであれば、それを活用すれば色々な数字を渡してくれます。もちろんその数字が合っているかどうかは自分で考えなければいけません。けれども、少なくとも何もないよりはマシだと思うので、思考のヒントにしてみてください。

自分自身に様々な確率を計算する時にも、たった1回や2回の経験から判断するのではなく、最低でも10回、できれば100回ぐらいの経験をもとに自分なりの判断をすると良いと思います。そして、口コミが重要なのは、その口コミの内容を見ることによって、ある程度確率的にですけれども、多くの人がどのように感じているかということを理解することができるようになるからです。

「フェルミ推定」や「ベイズ統計」という言葉があります。

フェルミ推定というのは、とりあえず自分が知っているものの情報を組み合わせて、知らないことについてもなんとなく幅を決める推定の仕方です。よくコンサルタントの面接試験で行われると言われていますが、実はこれは正解を求めているわけではなく、その思考のプロセスをチェックしているだけなのです。そのプロセスが分かりやすく、しかも広範にあれば、これから先に何かわからないことについても、同じようなロジックで考えてくれるだろうという期待を持てます。

ベイズ統計というのは、まずは仮置きで良いので適当に確率を決めてしまって、それから追加情報を得るたびになんとなく、それが今までの仮置きが合っているのか間違っているかを考えて、常に修正していく推定方法になります。人工知能も含めて、今のコンピューターで主流で使われている方法です。

データがないから何も確率が考えられないのではなく、とりあえず手持ちのデータで最もらしい確率を考えてみて、その確率を前提に動いてみて、間違っていたらその確率自身も修正するといったような形で、自分自身を修正するようなロジックを埋め込めば良いわけです。

そういえば、これから私は成田からニュージーランド航空に乗って、オークランドで別の島に渡る国内線に乗り換えないといけないのですが、ニュージーランドは持ち込み品の検疫が非常に厳しいそうです。特にアウトドア用品を持ち込む時には、そこに土がついていないかは厳しくチェックされます。なのでGeminiに聞いたら、私たちが元々予定していた乗り換え時間では、乗り換えられない確率の方が非常に高いと言われてしまいました。

まあ、この辺の航空便の手配も友人に任せきりで、私が直前までチェックしていなかったのがいけないのですが、こういったものも初めからGeminiに確率的に大丈夫かということを1回全部チェックしてもらおう、というのもありなわけです。

それでもまあ、アウトドア製品の土をしっかりと全部綺麗に落として、かつ急いでいるということはアピールすれば間に合わないこともないのではないかと言われたので、それにかけてみたいと思いますが、まあそういったようなギャンブルを行うよりも、初めから確率的に大丈夫な状況にしてから行く方が本当は安全です。

1つ便が遅くなったとしても、いつかは着けるので特に問題はないので、まあいいことにしますが、とにかく確率的にやばい状況をなるべく作らないという思考習慣、行動習慣を持っていくと、毎日の生活が安定してくると思います。

最近、食洗機を使うか使わないかという議論をXで色々な人と繰り広げていますが、例えば食洗機を使う時にもどういうものがリスクかということを確率的に考えると、使えるようになると思います。一番のリスクは食洗機に使ってはいけない部品が熱で歪むことですので、私はその理由で食洗機の乾燥機能を使っていませんし、またお湯の温度も一定以下にしています。

加えて、お皿がうまく綺麗にならないということもリスクですので、少なめに入れて、ランダムに出てくるシャワーの水がかからないような状況にならないような隙間をあけておけば良いと思っています。こちらもある程度確率的に考えると、食洗機の使い方1つとっても、なんとなく良い使い方がわかるわけです。

昨日はランダム性や揺れを受け入れるという話をしましたけれども、今日は是非、色々な物事にはある程度の確率があるので、私たちがやりたいことがその確率の範囲内に収まるような思考習慣を持つことをお勧めしたいと思います。

何がどのような確率で起こるということは意外と情報がありますし、人工知能も計算してくれていますので、是非色々と調べてみてください。

4日目の課題は

・あなたは、様々な決定をする際に、物事の確率を事前に考えたり、調べたりする習慣を持っていますか?

・あなたは、私のニュージーランド航空の乗り換えのように、最近確率計算を誤ったために起きたトラブルはありますか?

・あなたは、フェルミ推定やベイズの定理について、ざっくりとで良いのでなんとなくイメージがつきますか? 普段の生活に応用できていますか?

です。

---ここまで---

いかがでしたでしょうか。

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