ニュース：メールマガジン
よし、自転車生活の復活だ！！
登録日：2024/09/23
9月23日 月曜日
こんにちは、勝間和代です。
前の家ではあまりにも周辺の坂が厳しかったのと、駐輪場が地下だったので、そこのガレージから出す時に、スロープを上がるのに、電動自転車の方が便利だったので、電動アシスト自転車ばかり使っていました。
しかし、今は玄関の横にある駐車場に自転車を置いていますので、周辺の坂もあることはありますが、それほど厳しくないので、普通のクロスバイクに毎日乗っています。
だいたいGoogleマップの予測よりも1割ぐらい早くつくことができるので、だいたいの交通手段よりも結局、自転車が一番早くなります。
30代の頃、ずっとそんな生活をしていたのですけれども、確かに、あの時も、一軒家でした、やはり自転車と一軒家は、相性が良いようです。
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---サポメ本文---
9月23日 月曜日
おはようございます、勝間和代です。今週のテーマは
「めんどくさい、を乗り越える技術」
になります。
まず、私達が何かを実現しようとして、常に困るのは、自分がめんどくさいと思って、前に進めないことです。このめんどくさいという感情が全ての新しいことを拒みますし、何かチャレンジしようと思った時に邪魔をします。
それでは、このめんどくさいという感情がどこから生まれるかということと、その克服方法が分かっていれば、比較的私たちは、新しいことにチャレンジがしやすくなりますし、また失敗した時の修正もより簡単になっていくのです。
だからこそ、このめんどくさいと思う自分の気持ちを認めた上で、どうやって、そのことを理解し、克服していくかというのが、今週のテーマになります。
まず一番最初の前提として知っておくべきことは何かというと、私たちは様々なことについて、なるべく知力も体力も労力も避けようとするということが前提です。即ち、面倒くさいと思ってやらないことが大前提なのです。
これはなぜかというと、過去においては、食料が少なかったので、なるべく自分のエネルギーを温存する方向に思考を向かわせることができた人類が生き残っていたので、何万年もの私たちの考え方の基本だと思った方が良いでしょう。しかし、ここ50年〜100年ぐらいは、少なくとも食糧エネルギーについては、全く足りないということがないところが、むしろ余るようになりましたので、どちらかというと、どうやったらより動けるかという方がより重要になっています。
時間割引率というのはまさしく、この考え方でして、とりあえず、将来に向かって、今は多少めんどくさいけれども、実行できるかどうかということが重要です。よく階段を上ろうという話をしますけれども、毎日階段を上っていると、階段を上るのは全く大変ではなくなりますし、足腰も強くなりますが、一旦その習慣をやめてしまうと、階段を上るのが大変になった上で、結局エレベーターを使うというめんどくさい病が発生してしまうのです。
加えて、先週お話ししたような、さまざまなお金を使わせる市場というのは、まさしく私達のこのめんどくさいにつけ込んでいるところが大きいのです。結局めんどくさいから、なるべくお金で解決しようとすると、どんどんお金もなくなりますし、自分の怠惰も増強していきます。
それこそ、現代のサービスというのは、私たちのこのめんどくさいにつけ込んでお金を使わせるものが主流だと思っても間違いないでしょう。様々なコマーシャルも、私達がめんどくさくて、やりたくないと思うものについて、なるべくそれを助けるということを前提に製品やサービスを売り込んできます。
私は一軒家に移ってから、自分でゴミの日にゴミを出すようになりましたけれども、やってみると、そこまで複雑なことではありませんでした。ゴミの日ではない時には、中庭に用意したゴミ箱に入れておいて、ゴミの曜日に家の前の決められた場所に出すだけです。
しかし、これまではマンションの地下のゴミ箱に置いておけば、管理人さんが全部分類から処分までしてくれたので、それこそドンと置くだけで、大したことはありませんでした。どの曜日でも出せました。そして何が起きたかというと、どの曜日でも出せるので、逆に家の中にゴミが溜まっていくのです。
今は燃えるゴミは月曜と木曜の週に二回だけ、しかも一回ごとに45リッターのゴミ袋３袋までという制限がありますので、まとめて出すということはできなくて、せっせと毎回出す必要があります。しかしそうすると、週に二回必ず私が生ゴミも普通のゴミも全てまとめて処分しますので、家の中にゴミが溜まっているということが全くなくなって、とても綺麗になりました。
ダンボールについても、ダンボールストッカーを買って、すぐにダンボールを潰して、そのストッカーに入れるようにしていきましたので、家の中がスッキリです。
そしてこうやって、家の中をスッキリさせればさせるほど、自分にとって怠惰なものというのが、だんだん離れていくのです。
移動手段において
「能動的移動手段」
「受動的移動手段」
という二種類があるということを学びました。能動的移動手段というのは、私たち自身が何か活動する必要があるものです。典型的には、徒歩や自転車あるいは公共交通による移動です。
一方、受動的移動手段というのは、私たちが活動する必要がないもの、自家用車やタクシーなどを指します。
即ち、能動的移動手段には怠惰では対応できなくて、受動的移動手段ではある程度、怠惰であっても対応ができます。そして、新しい家で面白いことが起こりました。私が様々なゴミ捨てを能動的に行うと同時に、だんだん移動手段についても受動的なものよりも能動的なものを好むようになってきたのです。
能動的な移動手段と受動的な移動手段の違いは、なんと言っても、そのコストにあります。能動的な移動手段の場合には、自分が動く分コストが安くなりますが、受動的な移動手段の場合には、自分が動かない分、全てが割高になるのです。
それこそ、ゴミを自分で分類して出せば管理費がいりませんが、マンションで管理人さんにやってもらうと、毎月常にお金がかかるのと全く同じ状態です。
私が日々の生活の中でなるべく体を動かして運動した方が良いということを言っているのも、体を動かすことが当たり前になれば、能動的な様々な行為が簡単に行えるようになるからです。この受動的な移動手段について、私が好まなくなってきた最大の理由の一つは、新しい家に引っ越してゴミを自分で出すこともあると思いますが、それ以上になんと言っても、面白い変化ですが
「二階建てになったこと」
が大きいのではないかと思います。1日の中に、無限回数を一階と二階を行ったり来たりしますので、日々あまりにも当たり前のように運動ばかりしていますから、その運動に比べたら移動において、能動的に動くというコストが相対的に小さくなって、大したことではなくなってしまったのです。
結局、過去において、私達がある程度怠惰なDNAを持っていたとしても、大したことが起きなかったのは、食料獲得とか、仕事にものすごく体力を使っていたからだと思います。だからこそ、それ以外のことについて体力温存する必要があったのですが、私達は、日常生活においては、ほとんど今、体力を使う必要がなくなっていますので、その結果として、いろいろなものが怠惰になっていく訳です。
例えば、平屋のマンションといつでもゴミが出せる管理人さん付きゴミ置き場と自
家用車というのは、セットのようなものです。その組み合わせがあれば、ほとんど私たちは大して労働をしなくても、快適に暮らせますが、その分だけどんどん怠惰になってしまうと思った方が良いでしょう。まるで自炊とコンビニ弁当の関係です。
そのこと自身が悪いというよりは、それを自覚しておいて、その分、他で十分な活動ができるか、あるいはそれに慣れ親しんでしまって、他の活動をなるべくめんどくさいと思わなくなるかどうかということが重要です。
自炊も当然めんどくさいといえばめんどくさいです。いちいちスーパーマーケットに買い出しに行って、下処理をして、調理をして食べた後、それを全て片付ける訳ですので、外食やコンビニ弁当に比べると、３倍も４倍もの労力がかかります。しかし、それを一旦ルーティンとして慣れてしまって何でもないことのように、自分が動けるようになれば、その美味しさと健康のありがたみが分かりますので、コンビニ弁当は食べなくなっていきます。
日々、私達が暮らしていく中で、怠惰を乗り越えて勤勉性を獲得するというのは、人生を楽しく、そして充実して生きるための基礎スキルになる訳です。だからこそ、いかに勤勉性を普段の生活の中で獲得できるような仕掛けを作るかということが、とても重要です。
それこそ、玄関に入る時には、靴を揃えて脱ぐという話がありますが、このようなひとつひとつの思考習慣、行動習慣が、私達の勤勉性を支えるわけです。それこそ長年ペットを飼っていて思うのですけれども、ペットというのも勤勉性を支える一つの良い習慣ではないかと思います。ペットは、自分で食事の調達や排泄の処理ができませんので、命を大事にしようと思うと、まめな世話が必要になり、それが当たり前になってくると、他の動きについても、それほど苦ではなくなってくるのです。
結局、普段の生活の中で、私達がちょっとでもめんどくさいと思った時に、どうやったらそれを効率的に乗り越えられるかということを日々訓練をしていきながら、少しずつ、自分が年を取れば取るほど、めんどくさいと思うことが少なくなってくるように心や体を鍛えていくことが必要ではないかと思います。
そして、その前提には、私達は気をつけないと、どんどん怠惰になり、どんどん様々なものが衰えていくということについての自覚があるからです。
今、このサポートメールを午前８時ぐらいに書いているのですが、私の家では午前８時になると、週に３回、ルンバが走り出します。そして、ルンバのために大事なことは、なんと言っても床になるべく物を置かないということです。ルンバが走り回れるように、私たち人間がマメに床を片付けて、細かい掃除をルンバがしてくれるようにする訳です。そうしないと、結局高いお金を出して買ったルンバも怠惰にまみれて置物になってしまうからです。
人生は一回しかありませんので、めんどくさいと言っているうちにやるべきことができなくなったり、やらないことが増えてしまったり、あるいは様々なことが受動的になってしまいます。結局、能動的に生きるためには、めんどくさいを乗り越えていかなければいけないのです。
どうやったら、一つ一つのめんどくさいを乗り越えていけるのか、今週一週間一緒に考えていきましょう。
初日の課題は
・あなたは、毎日、様々な場面でめんどくさいと感じることがありますか？ その時に、何らかの手段を用いて、積極的にそのめんどくささを乗り越えようとしていますか？
・あなたは、人間は、基本的に様々な場面で、労力や体力を節約しようとするため、すぐにめんどくさいと思って、怠惰になるということについて、自覚的でしたか？
・あなたは、めんどくさいと思って放置していたものも、実際に手を出したり、実行したりすると、そちらの方がずっと楽で快適だという経験を、これまでどのぐらいしてきていますか？
です。
---ここまで---
いかがでしたか？
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