ニュース：メールマガジン
スマホの修理に８万円かかるかと思って、むちゃむちゃあせった話
登録日：2024/02/26
2月26日 月曜日
こんにちは。勝間和代です。
先日普段はリビングでしかスマホを充電しないのですが、珍しく寝室で充電をしていて、めったにしないので、充電してるのを忘れて肩にかけて持っていこうとしてしまいました。
そうしたら当たり前ですが、充電コードが繋がっていますので、びーーっと充電コードが引っ張られて、Type Cの充電口のところが壊れてしまいました。
何かよくわからない部品が刺さっていて乱れていて Type C が全く使えません。
「ひょえーーー、まだ半年しか使っていないのに、Pixel Fold壊してしまった」
と焦ってとりあえず正規代理店も含めて何店かに電話をしたところ
「充電口が壊れた場合でも、最近のスマホは基盤ごと全て取り替えになるので、 Pixel FOLD の場合には8万4000円ぐらいで、しかも取り寄せになる。内容も全てリセットされる」
という答えで、ふぎゃーーーー、でした。特にスマホの保険も何も入っていないので。
一応非接触充電の方はできるので、そちらで運用するしかないかな。でも今 Type C の口に何か突起が出てしまってるんで、これは邪魔だから、とりあえずホームセンターか何かに行ってこの突起部だけはペンチで取ろうかなと思いながらホームセンターに行って店長さんに
「この出っ張ってるとこ何かで切れませんかね」
なんて相談をしている最中に、ポロッとそこの部品が取れました。
本体が壊れたと思っていたのは私の勘違いでして、壊れたのは充電コード側でして、充電コードの部品が刺さっていただけなので、その部品が取れてしまえば元通りType Cは使えたのです。
まあ、それでも Pixel Foldはとにかく液晶が高いので、なるべく壊さないように運用していたのですが。まさか充電口が壊れても基盤ごと変えなければいけないのかというのびっくりしました。
本体25万円のスマホは修理をするのも高いので、ちょっとこれから買う時にはここまで高いスマホを買おうかどうかは考えるか、これぐらい高いスマホを買った時というのは、とりあえず保険に入るかしなければいけないかなと思っています。
とにかく修理なしで済んでよかったです。本当にほっとしました。
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人生の質はテクノロジー活用で決まる 〜 その１ テクノロジー活用の優劣が人生の質を左右する
おはようございます。勝間和代です。
今週のテーマは
「テクノロジー活用」
になります。
ちょうど昨年ぐらいからChatGPTのような生成AIが大きな話題になっています。また、AIでなくとも例えばスマホを筆頭として、私たちは毎日ありとあらゆるテクノロジーにものすごくお世話になってるわけです。
そして、私たちの人間と他の動物の差は何と言ってもテクノロジーというものがあって、技術を後の世代に継承でき、かつ人が開発した技術をまるで自分のもののように活用できることです。すなわち動物であれば本人かその血族ぐらいしか才能を活用できないのですが、人間というのは何千年、何万年もの歴史を全て技術を通じてその知恵を累積することができています。
そういう意味では逆に私たちがせいぜい80年とか100年生きたとしてもできることはほんの少しなのですが、何千年も何万年も蓄積された人類の知恵を生かすことによって、私たちの生活の質というのは大きく向上します。
例えばドルコスト平均法ですが、私は30代の頭ぐらいから始めてますけれども、なぜそこからしか始められなかったかというと、それまでドルコスト平均法を一定のコスト以下で個人が行うためには技術がなかったからです。やっと安価なインターネットの常時接続や手数料の安いオンライン証券会社が出てきて初めて可能になりました。
しかも20年前にそのような環境を持っていたり、ITリテラシーを持ってる人というのはそこまで人数が多くなかったので、始められる人も少なかったのです。そして、ドルコスト平均法は基本的には複利で動きますので、早く始めれば始めるほど有利になりますので、その時に技術を使いこなせる人が後々に有利になるという構造です。
また、技術というと私たちはインフォメーションテクノロジーばかり考えてしまいますが、ドルコスト平均法をはじめとした金融技術も大きな技術です。例えば、株式公開という技術がありますが、こちらも会社を作って株式公開をすれば労働収入でえられるよりもずっと大きな収入を一気に得ることができますし、また個人で会社を作らなかったとしても、株式公開をする会社に参加をしたり、あるいはIPO投資に参加をすることで、他の人にはいられない利益を得ることが可能になります。
私は年間2万キロから3万キロぐらい車に乗りますが、この移動を可能にしてるのもやはり技術です。自分で運転をすると疲れてしまって、そこまでの長さを運転することができませんが、日産のプロパイロット2.0という最新技術によってカメラとGPS監視によって高速道路は自動手放し運転が可能になっていますので、私が全く疲れずに移動ができるのです。
私たちが学校教育で習ってきたものもある意味技術です。言語を学ぶ、技術や科学の理解、歴史の理解など、これまで人類が積み上げてきたものを学習し、そして自分の生活に応用するために学問がありました。ただ、それがあまりにも定型化をしてしまって、本当に役に立ってるかどうかは全くわからないまま、それこそ昔の中国の論語のような形で同じような授業をずっと習い続けているのです。
私たちが生活の質を上げるためには、小さなインプットで大きなアウトプットを出す必要があります。そして、小さなインプットから大きなアウトプットを出す間に存在するプロセスが技術になります。もちろん私たちが手作業で全て行っても構わないのですが、そうすると石器時代かその前の時代に戻ってしまいますので、食事1つ作ろうとしても、もし畑から始まったら私たちはいつまでも食べ物を得ることができません。
いわゆる異世界ものと呼ばれてる分野があって小説や漫画がたくさんあるのですが、現代人が過去の時代に戻って最も重宝されるのは何と言っても
「現代技術」
になります。現代では当たり前に流通している塩や石鹸や食料などが、過去においてはものすごい貴重品なわけです。
また、エネルギー技術についても全く同様でして、私たちがたくさん電気やガスを使えるのは本当に現代になってからです。寒暖差がない状態で家の中で過ごすことができる、入浴や調理で色々なエネルギーを使えるというのはとてつもない技術です。
それこそ最近私はずっとアリアの車中泊に凝っていて、このサポートメールもアリアの中で執筆していますが、それを可能にしたのはアリアの中に格納されている90kWhというバッテリーです。このバッテリーがどのくらいの大きさかというと分かりにくいと思いますが、一般的なスマホのために持ち歩く電池がだいたい5000mAhですので、だいたいこれが、18.5Wh相当なので、その5000倍くらいになります。スマホの電池を5000個ぐらい持ち歩いているようなイメージだと思うと分かりやすいでしょう。
まあ、さすがにそれだけあると車も500km ぐらい走りますし、パソコンやスマホをどんなに動かしたとしても大して影響がないわけです。そしてこれから10年以内ぐらいにガソリン車というのは、基本的には全てこのような電気自動車に代わっていくことでしょう。その方がエネルギー効率が良いですし、何と言っても二酸化炭素をまき散らさないからです。
また、私が使っているプロパイロット2.0も基本的にはEVまたはハイブリッド車でないと使えません。ガソリン車では反応が遅すぎるからです。日常生活の中であまりにも技術というのは色々なところに潜んでいて、その技術の存在にすら私たちは気づくことがないのですが、それこそ過去の王侯貴族でもできなかったような生活を味わおうと思った場合には、ありとあらゆる場面で最新の技術を活用することができるようになれば、私たちはいつでもどこでも、過去の人から見た場合には夢のような魔法の国の生活が送れるのです。
それでは日常生活の中でどうやって技術を理解し、活用すれば良いかということになりますが、一番重要なことは何と言っても、やはり私たちの歴史や仕事や生産性や革命までが、基本的には全て技術によってを引き起こされているということを理解することです。
21世紀に入って富の不平等化が進み、どんどん2極化が進んでるということが問題になっていますが、この原因は何と言っても技術革新にあります。DXを筆頭として人を一人ができることが何千倍にも何万倍にも広がってしまったため、それこそ人力で何か賃金を得てる人と何万倍にもレバレッジをかけてる人との間に富の格差が広がってしまってるのです。
株式公開も技術的には何をやってるかというと、その会社が将来得られるであろう利益を全て、その会社の価値に直して一気に将来の10年も20年分の利益を株価に反映させて、創業者が潤うという仕組みです。そして、創業者だけではなく、上場会社に投資をしてる人たちも基本的には儲かるようになります。そうやって考えると、そもそも投資をしてる人としてない人の間に富の格差がだんだん広がってしまうのです。
また、私はここ2年間ぐらいの間にこのサポートメールを書く時間が半分から1/3ぐらいになりました。その最も大きな理由というのは、GoogleのPixelという新しいスマホに、本体そのものに音声入力機能が入ったからです。これまで音声入力は実行できていたのですが、一度サーバーに戻って変換をしてから戻るという仕組みを取っていたため、音声を文字に変換するのにわずかな遅れがありました。
ところがPixel6が発売されてから、Google が作ったスマホのチップの中に音声入力機能を入れてしまったため、ほぼリアルタイムで音声入力が正確にできるようになってしまったのです。これは私のように文字入力を山のようにする人にとってはとてつもないイノベーションでした。頭の中にある文章を口に出すだけで、瞬時に文字になるのです。
そうすると思考が全く邪魔をされない中で文章が書き終わるので、だいたい朝の6時台あるいは7時台にはもうこのサポートメールを含めた文章入力が終わってしまうので、残りの時間を他のインプットに費やしたり、運動に費やしたり、社交に費やしたりすることができるようになりました。一度この状態になれてしまうと、もう後戻りはできません。そしてもちろんそのことによって幸福感も爆上がりするわけです。
高齢者がだんだん社会適応ができなくなってしまう傾向があるのは、私は本人の能力が低下するというよりは、やはりテクノロジーの活用が若年層に比べて不十分になる可能性が高いからだと考えています。そうすると若年層は現代の生活を謳歌しているのに、高齢者は20年前や30年前の生活レベルになりますので、当然そこに格差が生まれてしまうわけです。
また、普段の生活の中である程度お金を使う必要があるというのは、やはりお金で技術を買うという側面が大きいからだと考えています。技術に対して潤沢にお金を使うことができれば生活や仕事の質も上がるし、またそのことによって収入が増すという好循環が生まれるからです。
そういえば、私も3ヶ月ほど続けたパーソナルレッスンのピラティスをもうやめて、VRのサブスクのトレーニングに戻すことにしました。結局、ピラティスを予約して片道15分から20分かけて、その場に行って、人に1時間指導をしてもらって、また家に戻ると言ったような一連の作業が私にとってはタイムパフォーマンスが悪すぎるのです。
それであれば隙間時間に VR をかぶって毎日新しいプログラムがアップデートされていますので、その中で好きなものを10分から30分の単位で、好きな時間を取って、それを何回も繰り返した方が良いのです。トレーナーもバーチャルですけれども励まし続けてくれますので、それで十分です。
そして値段で言えば、それこそパーソナルトレーニングのピラティスを２回受ける値段で1年分の費用を支払ってもおつりが来ます。残念ながらもう技術を使わなければ生産性という面では、人間は圧倒的に追いつかないのです。
いずれにしても、私たちが高齢になっても生活の質を保ち、二極化の波にも負けないような形で、しかもある程度限られた収入でも楽しい生活をするためには技術の活用が不可欠です。できれば生活だけではなく、仕事にも最新の技術を活用できるような環境を整えた方が好ましいのですが、いずれにしても生活でその訓練をしながら、いかに技術が私たちの全てに影響を与えるかを理解し、仕事の面も含めてテクノロジーの活用を考えていくことが、これからの人生の質を左右すると断言できます。
是非とも、どのようにテクノロジー活用の能力を高めるのか、毎日考え続けても良いテーマだと思いますので、常に意識をしてみてください。
初日の課題は
・あなたは、テクノロジーを活用できるかどうかが、自分の収入や人生の質を決めてしまうということに対してどのくらい自覚的でしたか？ 100% 理解してるということを100点とした場合にはあなたは何点ぐらいでしょうか？
・あなたは、21世紀に入っての二極化の大きな理由というのがテクノロジーにあるということを理解してきていますか？ あなたの仕事はテクノロジーの波によって有利に働いてるでしょうか？不利に働いてるでしょうか？ 不利になってる場合にはそこからの革新を考えていますか？
・あなたが、5年前10年前には存在しなかったけれども、今、毎日享受をしてるテクノロジーがどのようなものがあるのか、私のPixelやプロパイロット2.0のような具体的な事例をいくつか思い出してみてください。
です。
---ここまで---
いかがでしたでしょうか。
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