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3年ぶりのディナーショー、楽しかったです

登録日:2022/06/13


6月13日 月曜日

こんにちは、勝間和代です。

先日は福岡で3年ぶりにホテルのディナーショーに参加をしました。

とにかくコロナ前は1ヶ月に1回ぐらい演劇やコンサートに行っていたのですが、粉になってから本当にぷつっと止めてしまって年に1回行くか行かないかになっていました。

今回はお誘いがあって、久しぶりにホテルのディナーショーにお伺いして、ギターの弾き語りだったのですが、やはり人間には音楽が必要だということを感じました。

そして、みんなで美味しい食事を楽しみ、音楽に手拍子をして、こういう楽しみを最近何か忘れていた気がします。

早く色々なことが楽しくできる時代になりますように。

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---サポメ本文---
やめる技術 ~ その3 象と乗り手の協力体制を作る


おはようございます、勝間和代です。

昨日はどうやって、日常の中に潜む意味のない儀式を見つけてそれを撲滅するかという話をしました。

見つけた後で難しいことは何かというと、いかに私達が意志の力でそれを撲滅しようと思っていても実際に無意識の方がそれに反抗してしまうことです。

常に私たちは様々なことを行うときに、自分の心の中にある小さな意識と巨大な無意識がぶつかってしまって、結局巨大な無意識にどんどん引っ張られて負けてしまうことがしばしばです。

ではそれをどのように負けないようにするかということなのですが、これはもう、スイッチという本の中で出てくる比喩ですが

・無意識は巨大な象のようなもの
・意識はその上に乗っかっているちっぽけな人間のようなもの

というイメージを常に思い浮かべて、常に暴走しようとする無意識に対してどうやって上の人間が方向性を指し示したり、暴走をある程度抑えたり、あるいはこちらの方においしい餌があるよということを教えたりするかということが重要になります。

参考
Amazon.co.jp: スイッチ! eBook: チップ・ハース, ダン・ハース, 千葉敏生: Kindleストア http://krs.bz/katsumaweb/c?c=131548&m=181355&v=428903b9

ちなみにこのスイッチという本に出てくる象の比喩というのは、もともと、ジョナサン・ハイトという倫理を研究する心理学者が考案した比喩でして、象使いという比喩はまるで上に乗ってる人間が自由自在に象を操れるような印象を持つので、乗り手という評価を与えない表現の方が適切ではないかと最新の著書では書かれています。

参考
Amazon.co.jp: 社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学 eBook: ジョナサン・ハイト, 高橋洋: Kindleストア
http://krs.bz/katsumaweb/c?c=131549&m=181355&v=a594a52e

こちらも非常に面白い本ですのでもしスイッチが気に入ってる方は一緒に読むことをお勧めしたいと思います。ある意味スイッチのオリジナル本です。

そしてハイト氏は、どうしても象と象使いは対立概念として扱いられがちだけれども、本来その両者が協力する時に初めて私たちの力が発揮されるということを指摘しています。それは私も全面的に賛成でして、普段の生活の中でどうやって私たちの意識と無意識が協力体制になれるかということを考えていかないと、いくら乗り手の方がやめたいと思ったとしても、巨大な象がそれに賛成してくれなければいつまでたっても象に引っ張られることになります。

ある意味広告モデルというのはまさしくひたすら象に訴えかけるモデルでして、象が気がついたら洗脳されてしまってその上の乗り手の気持ちなどお構いなく突っ走ってしまうから厄介なのです。だからこそ、乗り手にできることは広告を見せてあとでその象を制御することではなく、最初から広告を見せないようにするためにはどうしたらいいかということを考案するのが仕事になります。

普段から私たちは自分の象の性質をよく理解して、象が喜ぶことはなにか、象が悲しむことは何なのかということの中から、象の機嫌を損ねないようにしながら不必要なものをなるべくなくしていって、必要なものを手に入れるという作業を組み立てていかなければなりません。

そして、ありとあらゆる広告やマーケティングというのは、まさしくいかに広告を見せて、私たちの気持ちを暴走させ、その暴走のうやむやの中からなんとなく製品サービスを買わせて逃げてしまおうと思うものが多いのです。もちろん良心的なサービスもいくらでもありますが、残念ながら良心的なサービスというのはこのような暴走サービスに比べるとインパクトが弱いため私たちの目に入ってこないことがしばしばです。

だからこそ乗り手の重要な役割は何かというと、常日頃から眼を光らせていて自分の大きな地図を描くことです。大きな地図の中で一体自分はどこに行くべきかということを考えながら日々を過ごしていると、自分にとって必要な事と自分にとって不必要なことの区別がついてきます。

そのような大きな地図の中で二人で力を合わせて旅をしていくことを考えれば、どうやってやめたいことをやめどうやってやるべきことをやるかということについてもう少しイメージが湧くのではないかと思います。

また私たちの象さんというのはその上に乗っている人よりも隣の象さんの真似をしたがるという傾向があります。もしあなたがお金持ちになりたいと思ったらお金持ちの人たちの中に囲まれればいいしもし、あなたがスリムになりたいと思ったらスリムな人たちの中に囲まれれば良いというのはそういうわけです。

ネガティブなことを象さんにイメージし続けるということは、まさしく象さんの行き先を勝手にネガティブに書き換えてしまうことになるから良くないのです。何かをやめたいと思った場合には、やめたことによるネガティブな影響を心配すればするほど、ますます象さんが不安になって私たちのやりたいと思ってる方向と違う方向にぐいぐいと自分を引っ張ってしまいます。

一方、やめた時のポジティブな姿を描くことも重要ですが、一番簡単なのは

「実際にやめてみること」

です。実際にやめてみて、それが象さんにとってとても気持ちが良いということが分かれば私たちの象さんは大変現金ですので

「それははじめからやめたほうがいいと思っていたんだよ」

というくらいの勢いでころっと寝返ります。だからこそ色々なことはぐるぐると考える前に実際にやめてみるといったような行動を起こして、象さんにそれがどのような体験だということを意識ではなく無意識の感覚で教えてあげないといけないのです。

いわいる砂糖やお酒や煙草といったような依存症的なものがやめにくいのは、それをやめることに対して象さんが明確に逆らうからです。象さんというのは非常に時間割引率が高い存在ですので、ある意味、自分の心の中にいる3歳児のようなものと思ってもらえればイメージがわかりやすいと思います。

3歳児に対してどんなに理屈を言ってなだめすかしたとしても言うことを聞かないのと同じように、私たちの心の中の象さんに対しても理屈ではなくしっかりとした感覚で教えてあげないとなかなか協力して前に進めないということになります。

私達が何を上手にやめて、何をやめないかということについて一番重要な感覚は

「そのことを行うことで、自分にとって快楽が生じるのが不快が生じるのか」

という区別により敏感になることです。何かやめたいことを行っていたとしても、そのことに対して何らかの快楽が生じてる場合には、私たちはその快楽を味わう限り残念ながらやめることはできません。

では、どうやってそれをやめれば良いかというと答えは簡単でして、一定期間その快楽を感じる期間をなくして、象さんの忘れっぽさを活用することです。象さんのよいところでもあるのですが、移り気で忘れっぽいので、3日間からせいぜい1週間ぐらいその事をやらないといつの間にかその快楽を忘れてしまうので、二度と近づかなければその世界に戻ることはなくなります。

なぜ様々な習慣化に報酬が必要かというと、定期的に象さんに餌を与えないとあっという間に象さんの歩みが止まるからです。象さんはすぐにお腹が空いてしまうので別に美味しそうな餌のある場所があると、そっちにフラフラといってしまうので、望むべき方向に象さんを誘導させたい場合には何と言ってもそちらの方向に報酬という餌がまかれている必要があります。

普段からやめたいけどやめられないと思ってることについてはどのような報酬が象さんに定期的に与えられているかということについて分析しましょう。また自分がやめたいけれどもやめられないことがあった場合、自分の家族や自分の身の回りの人がそのことを行っていて自分の象さんが隣の象さんに引っ張られているのではないかという疑いも持ってみてください。

もし隣の象さんに引っ張られている場合には、その相手もそのことをやめたいと思っているのであれば協力してみんチャレなどを使って一緒にやめることが良いと思いますし、特に本人がやめたいと思っていないのであれば残念ながら物理的かあるいは精神的な距離をとることをお勧めしたいと思います。

色々なことをやめるプロセスにおいても、自分の象さんがどのくらいどっぷりそれに浸かってるかということを考え、ある程度これぐらいだったらやめやすいのではないかということから手をつけることで、まずは

「なるほど、自分にもやめることができるんだ」

というような自身を象さんにつけてあげることも重要だと思います。スイッチの本の中ではどうやって私たちが明確に前に進むかと言うと、

「今現在のリソースにおいて意外とすぐに着手が可能だけれども、比較的効果が大きいもの」

を行うことを勧めています。例えばテレビを減らしたいと思っている場合には、ハードル行動と呼びますがテレビのリモコンをどこか遠くに置いてしまえば良いわけです。 やめたいことはなるべくめんどくさくして、やりたいことはなるべく簡単にするのがやめる技術の基本になります。

だから私は口を酸っぱくして家の中にお菓子やお酒を置かないことを推奨しているのです。手に入れるためのハードル行動が高くなるからです。また、様々な広告もそのほとんどが体や精神に悪いことが主流ですので、それを見ないのが一番簡単だということになります。

今おこなってる仕事が不満だけれどもなかなかやめられないという人も多いはずです。それはなぜかというと心の中にいる象さんが、やめた後の生活において自分の安全性が脅かされるのではないかということについて強く心配をしているからです。だからこそ転職エージェントに相談をしたり、あるいはちょっとした副業したり、独立してうまくいっている仲間と話をしたりして、

「今の仕事をやめたとしても、自分が思ってるような不安が100%やってくるわけではない」
「むしろ、嫌な仕事をやめた人たちがどのぐらい解放されているのか」

ということを体験談やストーリーあるいは実際の目の前の人の顔つきや行動などで象さんが理解していくことで、すぐにやめることはできないかもしれませんが、とりあえず象さんの思考停止状態についてはある程度解除できるようになると思います。

ぜひとも、ありとあらゆることをやめる場合には、自分の中にいる象と乗り手が協力体制を作らなければいけない、そのためにできる自分の工夫は何かということを考えてほんの小さな行動でも良いので実際にやってみて、象さんにその効果を知らせてあげてください。

3日目の課題は

・あなたは、自分の様々な意思決定モデルというのは常に巨大な象さんとその乗り手とのバランスで成り立っており、その両者が対立するときには必ず象さんが勝ってしまうので、いかに両者の協力体制を作り上げることが重要かということをこれまで心がけてきましたか?

・あなたは、自分の中の象さんというのは基本的には理屈が通じないため、実際にやってみたりあるいは周りの人がそれをやめることで成功するといったような体験が必要であるということを理解して、そのように実行してきていますか?

・あなたは、自分の中で常に目的地の思考地図を象と乗り手の間で共有しており、両者が対立することなく、協力して一緒にやるべきことはやり、やめるべきことはやめて目的に向かって歩めるように、いつも自分の行き先を確認し続けていますか?

です。

---ここまで---

いかがでしたか?
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