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なぜこんなにカフェが好きなのかを分析してみる

登録日:2021/04/17


4月17日 土曜日

こんにちは、勝間和代です。

私は皆さんが想像するよりも相当長い時間カフェに滞在しています。さまざまな原稿の半分どころか3分の2ぐらいをカフェで書いています。

カフェと言っても滞在するのはほとんどチェーン店でして、よくいるところから順番に

・ミスド
・サンマルクカフェ
・タリーズ
・スタバ

といったところでしょうか。当然、自分の行動圏内のカフェの場所とその営業時間は全部頭に入っています。

そして、おそらく下記が私が好きな3大理由だと思います。

その1 適度に騒がしく適度に人がいること

実際様々な集中の時間に行った時にも、本当に静かなところでは、人間は集中できなくて、カフェぐらいの騒がしさが好ましいそうです。

おそらく人間はなんだかんだ言って孤独が嫌いなので、何処となく人が周りにいる方がいよいよだと思いますが、だからといって知り合いよりはちょっと遠い人がいるほうがいいでしょうね。

その2 食べ物と飲み物に事欠かないこと

当たり前ですけれども、家で食べ物を作ろうとすると材料を購入して出来上がるまで15分から20分かかりますが、カフェにいる時には本当にお腹が空く寸前まで何も買わなくてよくて、心からお腹が空いたと思った時だけそのタイミングで食べ物を買えば良いのです。

何でも頼んでから最大でも5分から10分に出てくることに慣れてしまったところ1度普通のレストランに行って15分かかった時にものすごく待った気がする。自分がいて驚きました。

その3 適度にうるさいので呟く程度であれば音声入力が可能なこと

カフェですので、ほとんどの人がなんだかんだ言ってちょっとした会話をしています。しーんとしているところで私だけが音声入力をするととても目立ってしまいますが、まぁ、とりあえずつぶやくぐらいであればこちらを見られることはほとんどありません。

この何となくパーソナルスペースが保たれているにも関わらず、なんとなく周りに人がいるというのがどうも好きみたいです。

自分1人で家で仕事をしてると、ついついSNSなどを眺めて自分ひとりではないということを確認したくなってしまいますが、カフェにいると、そのようなことも必要ありません。

自分は何か快適で安全な空間として認識をしているのでしょうね。最近では特に机と机の間の、ソーシャルディスタンスも大きくなってるので、昔よりもさらに快適な感じです。

もし都内で私がカフェで仕事をしてるのを見かけても、生温かく見守ってください。

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4月13日 月曜日

おはようございます。勝間和代です。

昨日まではレジリエンスについて議論を深めてきました。そしてレジリエンスについて意識的に考えることはもちろん必要ですが、無意識の蓄積も私たちのレジリエンスに影響を与えているということをお話をしてきました。

それでは、無意識と意識について、その違いや役割を私たちは本当にわかっているのでしょうか?

未だに意識とは何かについては、科学的にも哲学的にも議論がまとまっていませんし、また意識と無意識の境目がどこにあるかということについても非常に曖昧です。衝撃的なことに最近の脳科学やfMRIなど、実際にこれまで見ることができなかった脳の動きを観測することで、様々な脳や頭の動きがわかってきています。

元々ウイルスの存在を知ることができたのは、ウイルスを見ることができる顕微鏡ができて初めて、細菌よりも小さい何かがあるということが分かったのですが、同じように脳の動きについても脳の動きがわかることで、これまで漠然と捉えられてきた、意識と無意識について、より詳しいデータが集まってきました。

そして、結果として現れたのが

「受動意識仮説」

です。言葉は慶応大学の前野教授の作った言葉ですが、同種の理論は海外の研究者も同じような説明をしていまして、これはどういうことかと言うと

「私達の意思決定はほとんどすべて無意識が行っており、意識というのは後付けで適当に理由を考えてるに過ぎない」

ということなのです。

例えば私たちが目の前にランチにAとBとCというメニューが並んだ時に、Bのメニューを選んだときはもう無意識がそう決めてるのですが、一応誰かに聞かれるとなぜBを選んだかということについて後付けで適当な解釈で説明をするということです。それが意識の役割になります。

何かを動かそうと思った時にも私達は動かすための筋肉の指令の方が無意識から先に出ていて、その後心や言葉に動かそうといった意識が後から出てきます。これまで天動説では地球が中心で太陽が地球の周りを回っていると考えていましたが、正しく地球が意識のようなもので、これまで意識が中心で無意識が外を回ってると思っていたものが実は太陽のようなものが無意識であり、その周りを意識としての地球が回っているという地動説に私達は考えを変えなければならないのです。

したがって、脳にも、たった1人のCEOみたいな人は存在せず、脳内の様々な場面において無意識が1度に働き、意識は後付で、その情報を受け取って名前を付けていたり、心の中でそれを感じているだけなのです。会社で言いますと、社員が勝手に働いていて、後から社長がその行為について後付けで承認をするような感じです。しかも社員が手柄を挙げたことについて、社長が勝手にその手柄を俺がそう考えたのだと取り上げるのです。

ある意味、意識というのは無能な社長ですので、この無能な社長が威張れば威張るほど会社全体すなわち私たちの行動や体はうまく動かなくなります、いかに1人1人の無意識という社員を優秀な状態に保っておくかということが私たちのパフォーマンスや幸福度を決めていく訳です。

ちなみに無意識についてどう定義をするかというと、私たちの様々な認知の中、意識してないものが全て無意識です。そう考えると、確かに私たちが意識をしているものなんてほんの少しなのに、認知をしてるものは物凄い情報量がありますから、当然無意識が主役で意識が脇役というのはちょっと考えれば本当は分かることですよね。

したがって、頭でわかっても体が動かないというのは当たり前でして、社長だけあれしろこれしろと指示をしたって社員が何をしていいのか分からなかったり、社員が逆の事をしたいと思ってれば会社が動かないのは当然なのです。

無意識が勝手に動いてるということについて、私たちが一番簡単に体験し、そして思い出せることは何と言っても

「夢を見ている時間」

だと思います。

もともと私たちはレム睡眠中に夢を見ますが、夢について、何の役割があるのかこれまであまりよくわかっていませんでした。また、ノンレム睡眠中にも全ての時間ではありませんが、夢を見るということがわかっています即ち眠ってる時間のかなりの時間、私達は夢を見てるのですが、たまたま起きる寸前に見た夢だけちょびっとだけ覚えてるのです。

そして、夢の役割は何かというと記憶の定着と整理の他、私達の様々なトラウマや悪い体験についてあえてそれを夢に見させることで、だんだんとそのトラウマを変形させ、私達が気にしなくて済むようにしていくという仕事もしています。

つまり、この辺のことは私たちの意識が指示をしなくても無意識が寝てる間に勝手にやってくれているということです。

あるいは、ダイエットや英会話、食生活の改善に、運動不足解消などの試みを意志の力で実行しようと思っても、その殆どが3日坊主に終わるのは無意識が協力していない限り、意志の力だけでは3日が限界だからです。

例えば、どうやったら食物繊維たっぷりの食事を好きになれますかと聞かれることがあるのですが、やはり食物繊維たっぷりの食事を食べると体が気持ちいいということを無意識に教え込ませない限りなかなか食物繊維たっぷりの食事にこだわることはできません。体にいいから、と、義務感で野菜を食べてもちっともおいしくないのです。

結局、私たちの全てのスキルや、すべての経験、そして全ての人生の喜びや悲しみを決めているのは意識ではなく無意識であるということに心の底から理解をし、たどり着くことができると、自分の無意識に少しでも悪影響を及ぼしそうなことについては徹底的に避けるという選択が自然にできるようになります。

私が生きていく上でどこに住み誰と暮らし、どこで仕事をするということについて、環境を整えなければいけないのは、私たちの無意識に対してそういった地域や身近な人が多大な影響を与えるからです。

先日、体内細菌は身近な人から移るという話をしましたが、身近な人のライフサイクルや考え方もそれを無意識に吸収してしまうため、良い方向にも悪い方向にも身近な人の考えに染まってしまう仕組みを持っているわけです。

運動したり、楽器を弾いてる時にも無意識が上手にコントロールをしてる時には何の問題もないのですが一瞬でも意識が介在した瞬間に急に、無意識の上手なハーモニーが阻害されて急に転んでしまったり、あるいは楽器の音を辿れなくなってしまうのです。

この意識は私たちのほんの一部であり、ほとんどが無意識であるということが分かってきた時に、そうすると、私達にとってとても不都合な真実が明らかになります。それは何かというと

「自分のことはほとんどが無意識で決定するため、全く自分ではなぜそうしてるのかも分からないし、たまたま理由を後付でしか考えていない」

ということです。

さまざまなノウハウ本や指南書が私たちを指導してくれるのに限界があるのは、元々書いてる人は無意識に行ってるのに、それを言語という意識に直したもので、説明をしようとするので、私達自身が無意識に溶け込めるように、翻訳をする必要があるからです。そしてそれがある程度できる人と全く苦手な人に分かれます。

この相手が意識として表した言葉を自分の無意識に溶け込ませるのが苦手な人は、結局個別具体的にやらなければいけないことを行動レベルで支持されないとなかなか動けないということになります。それはなぜかというと、相手の意識を受け取って何をしたらいいかということを翻訳できる、無意識の社員がいないからです。

いずれにしても、私たちの人生の主役は私達の無意識であり、私たちの意識ではないということに気づくことで、これまでうまくいかなかったことに対する理由も思い当たると思いますし、またこれから先、私たちがどのように人生を組み立てていくのか、どのような目標を達成するのかという時に無理にトップダウンにするのではなく、無意識というボトムアップを使ってそのゴールにたどり着く方法をよりよく考えられるようになると思います。

今週1週間の残りの6日間を使ってより無意識に対する理解を一緒に深めていきましょう。

初日の課題は

・あなたは、さまざまな測定装置が発達してきた結果わかったことは、私達の意思決定をしてるのは無意識のみであり、意識というのは後付けで理由をつけているだけということを知っていましたか?

・あなたは、無意識が上手に対応しようとしてることについて意識が介在することで、より無能な上司に振り回された部下のように誤作動を起こしてしまうことを理解できましたか? だからといって元々無意識に蓄積がないものはどんなに頑張ってもできないということを理解できましたか?

・あなたは、無意識というのは、私たちの認知の全てであり、普段身の回りの人からも認知したことにどんどん影響されてしまうため、自分がどこに住むか、誰と暮らすか、誰と働くかといったようなことは非常に重要だということを理解できましたか?

です。


---ここまで---

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