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海外旅行に気軽に持って行ける楽器は何かないだろうか

登録日:2025/12/19

12月19日 金曜日

こんにちは。勝間和代です。

私は家にいる時によくキーボードを叩いたり、電子サックスを吹いたりしているのですが、旅先だとそれができないのです。

国内で車移動とかですと、ギリギリ電子サックスぐらい持っていけると思いますが、海外旅行となるとそうもいきません。

どうしようかと思って、Geminiに聞いてみたら「なるほど」というアイデアがありました。それは何かというと

「ハーモニカ」

です。

いや、それは考えなかったな。

あとはロールピアノみたいなものもあるみたいなので、ちょっと何がいいのか考えてみたいと思います。色々楽しそうです。

どうせキーボードを持ち歩くから、アプリで何か弾くというのもありだよな。ちょっと考えます。

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12月19日 金曜日

おはようございます。勝間和代です。

昨日のサポートメールでは、とりあえず人工知能などの力を借りながら、目の前の物事について決め打ちではなく、確率的にどのようなことが起こりうるかということを想像する、あるいは計算する、あるいは調べることを推奨しました。是非とも確率的な幅の中で、確率的な決定をするといったようなイメージをいつも持ってみてください。

そして5日目にお話ししたい内容は

「なんとなくで良いので、自分の判断をいつも数字で考えてみる」

になります。

これはどういうことかと言うと、まるで降水確率のように全ての判断をパーセンテージで考えてみるということです。

降水確率というのはよく勘違いをされるのですけれども、40%の雨が降るというのは、1日の40%の時間が降るということではなく、同じような天気図だった場合に、5日に2日ぐらいは雨になって、5日に3日ぐらいは雨が降らないという状況です。

だからこそ降った時というのは半日とか1日雨ですから、やはりこれは傘を持っていないと辛いので、大体40%ぐらいの降水確率であれば2回に1回近く雨が降ってしまうわけですので、これは傘を持つということが正解になります。

また多くの人がよく勘違いをするのが、例えば「100回に1回当たるくじ」というものがありますが、こちらは100回引けば必ず1回当たるというものではありません。100回引いた時に3回4回当たる人がいれば1回も当たらない人がいて、どちらかというと半分ぐらいの人は100回引いても1回当たらない方の方が確率が高いのです。

確率とランダム性について多くの人が誤解してるのですが、この100回のくじも毎回毎回引き直すわけですので、くじの方は私たちが99回外れたことをちっとも覚えていませんので、最後の1回において当たるのではなく、もう一度1/100の確率を引き直しているということになります。

外れるたびに少しずつ有利なくじに私たちを持っていてくれるのであれば、100回引けばいつかは当たるということになりますが、残念ながらそういう仕組みにはなっていないのです。

そう考えるとこの確率というのは意外と私たちが勘違いをしていて、例えば10回に1回当たるくじでも9割方の人が当たるためには、なんと30回ぐらい引かないと当たりません。ほぼ当たるためには45回ぐらい引かないと、10回に1回当たるくじでも自分が外れることがあります。

だからこそ、私たちは確率が低いものについては、私たちが思ってるよりもたくさんトライアンドエラーを重ねなければいけませんし、また、ある程度確率が高いマイナスのくじというのは、私たちが思ってるよりも非常に高い確率、そのマイナスに当たるので、なるべくそのマイナスのくじは避けなければいけません。

例えば10回に1回当たるくじは何回ぐらい当たれば本当に当たるかという計算なのですけれども、3倍ぐらいするとイメージが湧くと思います。10回に1回当たるくじというのは、実際には30回に1回ぐらい当たるようなイメージでちょうど良いのです。

2つのサイコロを振ってサイコロの7の目が出る確率は1/6ですけども、こちらも6回に1回出るのではなく、ひょっとしたらその3倍である18回ぐらい振らないと7が出ないかもしれないというイメージがあると良いでしょう。

一方、逆にこの2つのサイコロを6回振った時に2回7が出るということはしばしばありますし、3回も稀にあります。さすがに4回はほぼないなといったようなイメージがあると良いと思います。つまり倍とか2倍ぐらいの確率はいくらでもあるようなイメージを持っていた方が良いのです。

確率思考の難しいところは、なんとなく分母と分子を考えて、例えば1/100の確率で当たるものについては100回やれば1回当たるようなイメージを持ってしまうことです。しかしそうではなくて、実際には300回やらないと当たらないようなイメージがあると、随分と現実的に使えるようになると思います。

どうしてもこの辺のブレを理解していないと、確率などあてにならないとか、考えても意味がないと考えがちなのですけれども、そうではなくて、大体3倍ぐらいのブレがあるということを理解した上で確率を見ていくと、自分の目の前の数字がどのようなもので、それに対してどのような判断をすれば良いかということに対するヒントが生まれてくると思います。

ちなみに体重が太りすぎていても痩せすぎても健康に悪い理由というのも、こちらもある程度確率で説明ができます。まず太ってる方については体の中で炎症作用が起きてしまうので、その分血管を傷つけたり、心臓を傷つけたりといったようなダメージが大きくなるそうです。一方痩せてる方は免疫が弱かったり、あるいは骨格や筋肉が弱かったり、何か病気になった時の栄養タンクがなかったりということで、バッファがないということが理由だそうです。

私は少し前まで体重が52kgぐらいだったのですが、これだと私の年齢だと骨粗鬆症のリスクやゴルフが飛ばなかったり、あるいは病気になった時のバッファがちょっと少ないなと思って、少しずつですが、1ヶ月に1kgぐらいずつ、体組成計やGeminiの推奨に従って、BMI 22である55kgから56kgまで増やしてみました。そうしたところ、確かにこれまでよりもより疲れにくくなった気がします。

どうしても世間では美容体重としてBMIが18とか20が推奨されているのですが、こちらは健康的には大変危険なので、やめた方が良いと人工知能は繰り返し説明をしていました。私も元々50kgから52kgぐらいしかなかった時に、海外製の体組成計に乗っていたところ、思ったよりも診断スコアがあまり良くなく、なぜだろうとそのスコアの解説をよく見てみたら、やはり脂肪が少なすぎるので、あと2kgぐらい脂肪をつけないとスコアが良くならないという説明だったので驚きました。

もちろんBMIを増やした時に体脂肪率や内臓脂肪まで大幅に増やしてはいけないということですが、私は体脂肪率はほとんど増えていないので、それでOKだったようです。このような確率的な数値が全て健康に対して100%うまくいくわけではありませんが、少なくとも繰り返しのくじを引いていく時に、自分が外れくじを引きにくくなるので楽になるということです。

様々な会話においても、自分が何か発言をした場合に、その発言を相手がどのように受け取るかという可能性について、確率分布で考えてみると良いと思います。それで、その確率がネガティブな方に振れるのであれば、言い方を変えるか、あるいはそもそもそのことを言わないような選択肢をとるということも考えていきます。

私が空港に向かう時には、なるべく電車を使うことを基本にしているのと、あとさらに乗り換えについてもギリギリはやめて、1つか2つ前の電車で乗り換えられるようにすること。さらに最終的な乗り換えの便についても1つ遅くなったとしても間に合う電車を選ぶと言ったようなことで、何かあるかもしれないというリスクを調整しています。というか、元々何かあることを前提にしてるというようなイメージです。

私たちがなぜ普段の生活の中でお金や時間の余裕が必要かと言うと、このような確率思考である程度のバッファを設けられるようにするためだと考えています。これが時間やお金のリソースがギリギリだと、ついついギリギリのベストシナリオで全ての計画を立ててしまって、結果として破綻することになります。

いわゆる余裕を持つとかスラックを持つというのは、まさしくこの確率思考から導かれることです。確率的に上振れも下振れもするので、上振れをすることを考えるよりは下振れをするリスクをどうやって抑えて、そのキャッシュの中で全てをクリアするかというイメージがあれば、他の部分に影響しなくなっていくわけです。

そういえば、せっかく作った音声入力用のスイッチが18時間ぐらいで電池が切れてしまって使わなくなってしまう問題ですが、とりあえず卓上に大きな充電器を持ってきて、有線でつなぎっぱなしにすることによって復活させました。

こちらも一定確率で充電を忘れたり、あるいはスイッチのオンオフを忘れたりすることを前提に、それがあっても使えるような状況を作っておけば良いわけです。常に確率的に自分がどのようなミスを行うかということを前提として、そのミスが起こったとしても、うまくバッファとして受け取れるような仕組みというのを日常生活の中でいつも確保しておきます。

とにかくありとあらゆることは確率的に成功も失敗も起こると考えて、失敗が起きた時にはなるべく致命傷にならないように数字を考えてバッファを作るし、また何か自分である程度投資ができる部分があったら、より成功しやすいようなくじを引けるようにそちらに持っていくようなことがあると、運も良くなるでしょう。

本当になんとなくで良いので、色々な思考のツールとして数字を考えて、その数字を元にした確率を考えてみてください。

5日目の課題は

・あなたは、100回に1回当たるくじは100回引けばほぼ確実に当たると思っていませんでしたか? 確率思考に対してこのような勘違いを1つ1つなくすような考え方をしていますか?

・あなたは、様々な重要なことについてある程度で良いので、まずは数字を作ってその数字に基づいて判断をするようにしていますか? 例えば私の体重管理のような事例はありますか?

・あなたは、様々な不都合や失敗が起こるということは当たり前であると考えて、それが起きても大丈夫なようなバッファーをいつも設けて暮らしていますか?

です。

---ここまで---

いかがでしたでしょうか。

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