登録日:2025/08/16
8月16日 土曜日
こんにちは。勝間和代です。
家の中でスマホはそれなりに原稿書きに使ってるのですけれども、Pixel Tabletはほとんど充電器に置いたまま放置していました。
しかし、どう考えてもスマホで原稿を書くよりは、タブレットの方が画面がずっと大きくて広いのでこちらの方が良さそうです。
問題は手に持つと重いことで、かといってスマホスタンドではグラグラするので、ちょっと良さげなタブレットスタンドを探してみようと思います。
いずれにしても、旅行に行く時に荷物を減らしたい一環として、スマホとパソコンの2択ではなく、間のタブレットというのも考えてみたいと思います。
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---サポメ本文---
8月16日 土曜日
おはようございます。勝間和代です。
昨日のサポートメールでは、さまざまな形でプレゼンテーションを行い、あの手この手で諦めずに繰り返すことによって相手に説明することを推奨しました。とにかく私たちが「しつこい」と思うぐらいでちょうどよい、というようなイメージで相手に対してさまざまな情報を共有してみてください。
そして6日目にお話ししたい内容は
「正確さよりもわかりやすさを優先する」
です。
これはどういうことを言っているかというと、どうしても私たちはさまざまなプレゼンテーションについて、なるべく正確に情報を伝えようとしてしまいます。しかし、正確に伝えようとすればするほど、細かい情報が雑多に入ってきて、わかりにくくなってしまうのです。それよりは、まず骨子となる情報をしっかりと押さえて、主たる情報については詳しく話をして繰り返し説明をするものの、それ以外の細かいことについては、ある程度、全体図をつかんでもらった後で、必要があれば相手に説明する、あるいは相手から質問があった場合に説明する、といったような形で強弱をつけていくことをおすすめします。
一番わかりやすいのが神話や物語です。さまざまなストーリーについて、細かいことをすべて入れてしまうとわかりにくくなってしまうため、とりあえず本当に必要な情報や、本当に私たちが後世に残したい部分について、寓話や神話、物語として残してきたのが、私たち人間の歴史です。
結局、どんなに正確に伝えようとしても、わかりにくくて全く伝わらないのであれば意味がありません。それよりは、多少細かいところを後々補う必要があったり、あるいはすべての情報が伝わらないかもしれなかったりするけれども、必要な部分についてはしっかりと伝えられる、というような形でプレゼンテーションを行った方が、お互いにとってフォローアップが可能になってきます。
そういう意味では、一度にすべてを伝えようとせず優先順位をつけて、まずはこの部分、次はこの部分、といったような形で、少しずつわかりやすく重要な部分から渡していって、後々必要な部分については補足するようなイメージがあるとよいでしょう。
一番わかりやすいのが、例えば製品マニュアルです。分厚い製品マニュアルをいきなり受け取ると全くわからなくなってしまうので、気の利いたメーカーは「それこそ、これだけは知っておいてください」と言ってクイックセットアップマニュアルが別に準備されていて、それである程度の全体像をつかんだ後で、必要があれば辞書のように分厚いマニュアルを見る、というようなイメージになっています。
それこそ、プレゼンテーションでビジュアルエイドを使うときは、なるべくフォントを大きくしてほしい、と説明しているのもその理由です。小さなフォントで細々と書かれてしまうと、私たちの情報量のキャパシティをオーバーしてしまうのです。
私たちはせいぜい郵便番号から電話番号ぐらいの桁数しか一度に覚えられない、ということがわかっています。ワーキングメモリに一度に入るのは、それぐらいの量しかないのです。したがって、あまりにも大きな量の情報をどんどんどんどん話したり見せたりしてしまうと、結局私たちの頭の隙間からこぼれるだけですから、意味がありません。
そのため、まずは噛み砕いて説明をして、できれば比喩などを使って私たちがすでに持っている体験や情報と結びつけることによって納得してもらい、ある程度情報をその人の頭の中に格納してもらったら、やっと次に進むようなイメージで、ちょっとずつ渡していくのです。
そういう意味では、全体から部分へという順番も重要でして、まずは大まかでよいので全体像を説明した上で、必要な部分に戻っていくような形にしていきます。これをいきなり細かいところから話をしてしまうと、わかっている方の人は全く問題ないのですが、聞き手にとっては新しい情報ばかりになってしまうので、なんだかよくわからなくなってしまうのです。
私はよく宿泊施設に泊まりますが、この宿泊施設の顧客への説明の仕方も千差万別です。本当に細かい情報をすべてこちらにチェックインのときに渡そうとするタイプの施設と、まずは大まかな、本当に必要なところだけ渡して、それ以外のところについてはQRコードやマニュアルなどで参照してください、というところと、大きく分かれます。そしてもちろん私がリピーターになるのは後者のタイプの施設です。
先日、家族旅行で珍しく、娘が選んだ、普段私が泊まるようなビジネスホテルではなく、少し高級な施設に泊まったのですが、やはり最初にものすごくたくさんの説明を受けた上で一番笑ってしまったのが、その場で見せている館内の地図はくれずに、「縮小した同じ地図が部屋にありますので」と言われたので納得したのですが、それでも最初に地図をもらえなかったので、なんと私たちがフロントからスムーズに自分の部屋に行けなかったのです。もちろん口頭では説明があったのですが、細かい浴衣の説明やお風呂やアフタヌーンティー、食事の説明などの中で埋もれてしまいました。とりあえず館内の全体図と私の部屋への行き方を最初に言ってくれないと、意味がなかったわけです。
まあ、これはもう完全に優先順位を間違えている典型的な例でして、当たり前ですが、顧客にとって最も重要なのは、とりあえず自分の部屋に行く方法であり、あるいは(こちらも説明がなかったのですが)館内のWi-Fiの接続方法であり、その他はそれこそQRコードか何かで読ませてもらえれば十分です。
相手を見ながら情報の量をコントロールしなければいけないというのは、相手にとって何が重要で何が重要でないかということについては、人によって千差万別だからです。だからこそ、同じように情報を渡すのではなく、聞き手のタイプに応じて必要なものを出し入れするようなイメージがあるとよいでしょう。
あらゆるプレゼンテーションにおいて「情報量が多いのが正義」ではなく、「わかりやすいのが正義だ」というようなイメージがあるとよいでしょう。結局、相手に対して情報の歩留まりが多くなければ、どんなにたくさんの情報を渡したとしても意味がないわけです。消化しきれる情報に、しっかりと私たちが加工するのがプレゼンテーションだ、と思うとわかりやすいでしょう。その点で言うと、ほとんどのプレゼンテーションというのは、聞き手にとって消化不良になってしまうのです。
勇気を持って、相手に渡す情報を絞り込んでしまう、ということができるようになると、急にプレゼンテーションはわかりやすくなります。商品のパッケージデザインなどが典型的で、本当に必要な情報が絞り込まれているパッケージデザインはとても魅力的で、またリピートしたくなりますが、あれもこれもそれもどれもと書いてあると、結局何が言いたいのかさっぱりわからずに、手が伸びなくなってしまうのです。
だからといって省略しすぎてもわからなくなってしまいます。最近のプレゼンテーションの代表的な失敗例として、すぐに私が思い浮かぶのが、少し前に話題になったローソンのプライベートブランドのリニューアルです。とにかくおしゃれに、かっこよくしたのですが、必要な情報がちっとも目に入らなくなって、商品がものすごく選びにくくなりました。
参考
デザインの敗北といわれる佐藤オオキさんのローソンPBデザインについて-ロクブロ
https://krs.bz/katsumaweb/c?c=160335&m=175424&v=d6440893
結局、商品名を大きくしたりパッケージを大きくしたりして、少しずつ修正を図っているようですが、やはりわかりやすさが正義ということについて、もっともっと私たちはプレゼンテーションにおいて徹底をするべきだと思います。わかりにくいプレゼンテーションは、どんなにおしゃれでも意味がないのです。
大事なことは、情報量が多いことでも、デザイン性が高いことでも、かっこよいことでもなく、とにかくわかりやすいことだという優先順位をつけて、ありとあらゆるプレゼンテーションに挑んでみてください。そうすると、周りで常にわかりやすいプレゼンテーションがあった場合に、なぜそれがわかりやすいのか、ということを理解しようと思うようになるでしょうし、その要素を自分でも真似てみようと思うようになるでしょう。
わかりやすいということは、明らかに聞き手にとってどのようにわかりやすくするか、ということに対して配慮があるプレゼンテーションです。だからこそ、わかりやすさというのは、聞き手ファーストとしてのプレゼンテーションを意識するために、とても重要なことです。
わかりやすさは正義、そのようなイメージで自分のプレゼンテーションを貫いてみてください。
6日目の課題は
・あなたは、これまでのさまざまなプレゼンテーションにおいて、わかりやすさを最優先事項として、情報量やかっこよさについてはその次以降にしていましたか?
・あなたな、わかりやすいプレゼンテーションとは、すなわち常に聞く立場に立ってのプレゼンテーションであるというイメージをいつも持っていて、相手に対してカスタマイズを行うとしていますか?
・あなたは、日常的にわかりやすいプレゼンテーションとわかりにくいプレゼンテーションの違いを考え、わかりやすさの要素をいつも自分の表現に取り入れようとしていますか?
です。
---ここまで---
いかがでしたでしょうか。
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