登録日:2019/04/10
4月10日 水曜日
こんにちは、勝間和代です。
昨年末にバネ指の手術をして、左手の薬指と小指がちゃんと動くようになったので、色々人生が15%ぐらい明るくなったのですが、特に変わったのはよく動くようになったことです。
以前は何かをするとすぐに指が痛くなってくたびれてしまうので、ゴルフも月に1回ぐらいしかしたくないし、練習なんかもちろんしたくない、料理も複雑なことをすると指が痛くなってしまうし、パソコンの類も最低限の操作にしていました。
一応まだ完治するまではあと1年ぐらいかかるそうなんですが、それでも昔みたいに動かないということがないので、まぁ多少使いすぎると痛くなりますが、それでも、使えないと使えるというのは大違いです。
なので、運動もそれこそ最低限しかやっていなかったのが、今は自転車に乗って指を使うこともできますし、スポーツジムで色々な筋力アップのための機械を握って動かすことも可能です。
指がちゃんと動くってこんなに大事なことなんだなとつくづく思いました。
本当に現代医学と手術をしてくれた先生に大事感謝です。
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---サポメ本文---
適切な自己評価の技術を考える~その5 自分の感情を無視しない
おはようございます勝間和代です
自己評価を適切に行うためには、心理的な安全性が確保されているというキーワードや、長所や短所が表裏一体であるということを認識する必要があることを共有してきました。
次にぜひお話ししたいのは
「自分自身に対する自分へのフィードバックすなわち自分の感情を無視しない」
ということです。
なぜなら、自分が五感で感じてるということは状況に対して最も有力なあなたへの情報のひとつだからです。
ところが、どうしても私たちは世間の規範に合わせて自分の形を当てはめようとするため、少しでも世間の批判にずれたことをやろうとすると自分で自分の感情を否定する傾向があります。自分の評価ではなく他人からの評価により自分の行動を決めてしまうのです。
さらに、自分自身は快適と思っていないのに、外部から評価を受けるとそれが自分にとって幸せのような気がしてしまって、違和感を覚えながらも外部評価にしたがって、認知や選択をしてしまいがちです。
そしてだんだんと、自分の感情を押し殺したり無視するようになり、人格の二重化が起きます。自分の感情は自分の感情として家の中に秘めてしまい、外に対して求められる感情を表すようにコントロールしてしまうのです。いわゆる表裏のある人間です 。
心理的安全性がなぜ重要かと言うと、表と裏を作らずに済むからです。建前と本音という言葉があまりにも当たり前のように出回っていますが本音と建前が一致した方が私たちも精神的に楽ですし相手に対しても誠実ということになります。
特に私たちは自分の感情についてなかったこととして無視をしてしまい、いわゆる「あるべき行動」ばかりに集中してしまいます。しかし感情と理性が一致していない判断というのは得てして間違いが多いのです。
リチャードワイズマン博士の幸せをつかむ人の4つの条件の中の一つに
「虫の声に素直になる。自分の直感を聞き逃さない」
というものがあります。例えば自分にとって不幸なことが起きている、あるいは起こりそうな時にも、そのことを否定してしまうのが虫の知らせを聞き流すということです。
ただしここで注意をしたいのが、自分の感情をしっかり聞き取るという話と、感情に任せて行動するという話は別です。感情的に行動をしてしまうとしばしば私たちは短絡的な思考になり時間割引率が上がり間違いを犯すというのは皆さんも経験にあると思います。
「感情に任せてはいけない」というのは、その後の行動として短絡的な判断を行ってはいけないということであって、自分の感覚や自分に対して帰ってくる意識をなかったこととして無視していいということではありません。
感情に従って短絡的な行動をとらないけれども、自分の感情をしっかり認知するために必要な能力が「メタ認知」です。どのような感情を今自分が認知してるのかということを客観的な目で眺めて一歩下がることができるようになれば、すぐに感情に任せて行動をすることを防ぐことができます。
例えば、人に何か要求をされたり、理不尽なことを言われれば、私たちはその評価が間違っていると考え感情がざわつきます
しかしそのざわついた感情を無視したまま相手が正しいと思い込んで、感情を押さえ込んだ上で理性的に振る舞おうとすると、感じていることと行うとしてることが違いますので、自分にも相手にも腹が立ってきます。
ところがその腹が立ってることを認めたくないので、さらにその腹が立っているという感情を自分の中で抑え込むうちに、行き場のなくなった感情は自分への攻撃となり、メンタルヘルスに支障をきたすのです。メンタルヘルスに支障をきたさない場合も、ストレスで健康に支障をきたすことになります。あるいはこの攻撃力が他人に向いてしまうと暴力や犯罪になります。
そして先日 NHK からショッキングなニュースが飛び込んできました。
日本の高校生 自己肯定感低い傾向 日米中韓で調査 | NHKニュース http://krs.bz/katsumaweb/c?c=104907&m=175354&v=28d174c7
日米中韓の4カ国の高校生の自己肯定感その他、様々な調査をしたところ、日本だけずば抜けて高校生達の自己評価が低かったのです。
特に衝撃なのがこの部分です
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この中で、自分が「価値のある人間だと思う」と答えた高校生の割合は日本が44.9%で、ほかの3か国は80%以上でした。
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他の国では80%以上の高校生が自分に価値があると考えているのに対して、日本人は何と半分以下の高校生しか自分に価値がないと思ってるのです。これは異常事態です。
元々の報告書はこちらになります。
調査研究報告書検索 http://krs.bz/katsumaweb/c?c=104908&m=175354&v=a53b225d
もっともこの自己を肯定感の低さは今に始まったことではなく、2010年の調査に比べると、少しはこれでも上がってきてるのです。
なぜ自己肯定感が日本では低くなってしまうかと言うと
自己肯定感が低い原因の一つは、報告書を読むと分かりますが、親が高校生を叱ることとほめることを比べると、叱ることの方が褒めることよりも多いのです。
親からでも他の人からでも叱られたり反省させられたりした時に悲しまない人はほとんどいないと思います。その時に我慢をしてネガティブな内容を受け止めすぎてしまうと、自己肯定感がものの見事に下がっていくのです。
支配的な親や支配的な上司からネガティブな評価を受けた場合は、まずは自分の心にこの事を聞いてどのように思うかということを問いかけるといいと思います。そして素直にそのような批評を受け入れるのではなく、
「なにくそと思う自分」
「腹が立っている自分」
「相手がなぜそういう事言っているかと言う分析」
を認めた上で、善後策を考えるのです。そしてその善後策とは相手に対して服従することばかりではありません。
自分の自己肯定感が低いからこそ、他人を貶すことで自分の自己肯定感をあげようとする負のスパイラルが日本には働いています。それがしかも、親や教師や上司といったような、指導層の立場の人達に蔓延してるのです。
もちろんこれは無知から来ることなので、それまで自己肯定感を引き下げられた教育を受けてきた人に大きな罪はありません。それよりはどこかでこの悪循環を断ち切れなければいけないのです。
昨日も話ししましたが理由もなくネガティブなフィードバックを送ってくる人とは距離を置くべきでしょう。 仕事その他の理由でどうしてもネガティブなフィードバックを送らなければいけない立場の人に対しては、全てを受け入れるのではなく、自分ができることの範囲を明確に相手に説明する責任があります。
自分の感情を無視して、とりあえずその場だけを取り作ろうとする
「面従腹背」
を行ってしまうと、あなたの心の感度がどんどん低くなってくる他、相手にあなたがそのように評価されていいという間違ったフィードバックを与えてしまうのです。
様々な自己診断ツールを探す前に、まずは普段自分が自分の感情を害していないのか、そして、感情のフィードバックが来た時にそれを無視しないでください。
感情のフィードバックをしっかりと考えることで、メタ認知したあなたが、感情と知性を統合してよりよい行動や考えを選択できるようにしてください。
感情は、あなたの大事な自己評価ツールなのです。
5日目の課題は
・あなたは、社会や世間の尺度を気にするがあまり、自分の大事な感情を見逃してきていませんか?もうひとりの自分が、いつも全ての場面で自分がどのように感じてるかを知ってくれて、適切なアドバイスをくれていますか?
・あなたは、日本人の自己肯定感が他の国に比べて著しく低いことを知っていましたか?その原因は、親や上司や教師があまり褒めることをせず、欠点ばかり言ってきた結果であるということを知っていましたか?
・あなたは、自分の感情を無視してその場を取り繕うと、あなたの心の感度が低くなるだけではなく、 その不快な状況から一刻も早く逃げ出したいと思って間違った対応をしてしまうこと、理解していましたか?
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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