登録日:2019/04/09
4月9日 火曜日
こんにちは、勝間和代です。
先日お話しした通り、ゲームをやってる時間はずっとトレッドミルに乗るといったようなことや、膝痛や腰痛解消のための筋トレもそこそこ続けているので、おかげさまで、これまでの悩みだった
「ゴルフ1ラウンドやる体力がなくて後半になると失速する」
ということが随分解消してきました。
先日も一ラウンド終了する時に、最後のホールがパーだったのが、ものすごく嬉しかったです。
これまでですと、最後の三ホール位が体力が続かずグダグダになって叩きまくるので。
やっぱりバラエティーなどのテレビ系の仕事を基本的にやめてしまったので、気持ち的にも時間的にも余裕があり、それを運動に回せてるんですよね。
自分が悩んでいたり、どうしようと思っていたことはやめた方がいいなとつくづく感じています。
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---サポメ本文---
適切な自己評価の技術を考える~その4 自分の長所と短所をセットで考える
おはようございます、勝間和代です。
自己評価を適切に行う環境を整えるには、心理的安全性が確保されてることが重要ということを昨日お話ししました。自分の信条や経験や将来についての考え方をさらけ出してもそれを攻撃されないということです。
私たちが、なるべく自分にとってネガティブなことだと思われることを他人に言わない習慣がついてしまうのは、他人が自分の評価を引き下げるのではないかという恐れがあるからです。
しかし周りの他人が包み隠さず開いた自分を受け入れてくれるということがわかれば、自分の短所も含めて開示をすることが可能になります。
この自分の短所も含めて開示ができるということは重要です。なぜかと言うと私たちの長所と短所というのは完全に表裏一体だからです
しかも自分が短所だと思ってることは自分を作り上げているひとつの特徴ですから、自分の短所を嫌うということは自分を嫌うということにつながりかねません。
自分の短所だけではなく、自分の長所と短所を合わせて自分の特徴だと考えると分かりやすいと思います。例えば私は活動性が高いのですが、これを短所に置き換えると、落ち着きがないということになります。
幼少期の通知表を見ても残念ながら先生からの指摘は、「活発」ではなく「落ち着きがない」という表現で書かれています。当時はまだ ADHD のような言葉が浸透していなかったので受け入れ体制がなかったのですが、これはとても残念なことです。ADHD というのはあくまで一つの基準からより活発であるということでありそれが良いか悪いかというのは実は関係ないのです。
そうは言っても今までも、これからも、私たちにとって色々と自分が望まないことや不自由なことということは起こり続けます。それでも、そういった現実をどうまるごと受け入れ、自分がより良い選択をしていくにはどうしたらいいかということを考えるのです。「起きてることはすべて正しい」という表現を使っていますが、まずは現実を受け入れてからどのように対応するか考えるのです。ここで現実を拒否してはいけません。
メタ認知の重要性について初日にお話をしましたが、そういう意味でいいますと、ついつい私たちは都合の悪い現実や、都合が悪い感情を自分の中ではなかったことにしがちですがその感情を押し殺すと将来的に噴出し歪みが生じます。
アサーティブネスという言葉がありますが。日本語にすると「誠実な自己主張」になります。自己評価を歪まさないためにはアサーティブネスを心がけることが重要です。周りから評価を受けた時に、あまりにも自分にとって理不尽だと思われる評価についてそれを仕方がないと受け入れてしまうと、実は本当は自分を受け入れていませんので後々ゆがんだ形で噴出するようになります。初めに傷つけたのは他人なのですが、その傷ついたことを受け入れることで自分が自分を傷つけてしまう2次被害が生じるのです。
あるいはいじめの連鎖が起こります。学校や職場へ地域なのでなぜいじめが生じるかと言うと、いじめが楽しいからということもあるのですが、いじめている方は何らかの形で内面に鬱屈を貯めていて、その鬱屈を晴らすためにより弱い人をいじめてると言う悪循環もあるのです。
ただし注意してほしいのは、自分の長所については言葉で自慢するのではなく、相手への行動の貢献という形で相手にメリットがある形で表していきましょう。そうでないと相手にも迷惑ですし、単なる自慢にしか思われなくなります。
一方、先程お話ししたような通知表のように、様々な評価制度などで周りの人からぐりぐりと短所を指摘されることが少なくありません。しかしその時に、その短所は自分の長所とセットなのだから短所を指摘された時には一体何が長所なのかということを考え、あまりにも短所ばかり指摘された時にはアサーティブネスに反応する勇気も必要でしょう。
また、そういう意味では組織風土や友人関係で自分の短所を触りたがる人とはなるべく距離を置くことを推奨したいと思います。だいたいネガティブとポジティブの関係でいますと、ネガティブ1に対してポジティブが5倍以上ないと私たちは自尊感情を維持できません。
以前流行したドラマで「逃げるは恥だが役に立つ」というタイトルものがありましたが、まさしく逃げるというのも自分の自尊感情を保つための一つの手段です。それを自分の感情を押し殺し相手にも理由があるはずとか、相手にもいいところがあるはずなど考えてしまうと結局相手の餌食になってしまいます。
いわゆる DV を行うタイプの人は、相手の自尊感情を貶めながらちょっとだけ持ち上げることで相手を自分の虜にしていくのです。それをやられてるなと思った瞬間に、相手からどんな手段を使っても逃げる方向で考えることをお勧めします。
また、他人を評価する時にも私たちはついつい相手の短所ばかり目についてしまいますが、短所は自分の短所と長所がセットになってるように、相手も短所と長所がセットになっています。そうすると相手の短所を見つけてしまった時には、一体それはどういう長所につながっていて、自分がどのような形で相手に接すれば、相手の長所より上手に引き出せるのかを考えると相手との関係性も良くなるでしょう。
私たちのコミュニティでは、自己評価のツールとしてストレングスファインダーや VIA を推奨しています。この二つのツールの特徴は何かと言うと何万人ものデータを集めて相対評価である程度私たちの強みをグルーピングしてるということです。
もちろん強みは人によって色々ありますので、ストレングスファインダーで言うと34個に無理やり型をはめていますから、必ずしもピタッとあってるわけではないかと思います。それでも34個を組み合わせることであなたのユニークな強みを表現できるようになります。
ただストレングスファインダーはもともと職場のために設計された面があるので、やや仕事環境に強みが偏ってる傾向があります。より人生の強みとして幸福心理学から修正したのが VIA になります。
VIA の方が強みの種類が少なく、少しバラエティがストレングスファインダーよりもないのでその診断が難しいと思いますが、それでも自己評価として自分が大事にしてることは何なのかということが明確にわかりますから、その大事にしてることを上手に扱えるような環境を自分に整えてあげれば自分が幸せになる確率が上がります。
私たち人間はこれまで生きてきた時間が有限ですし、一度にできることも有限ですから、長所しか持っていない人も短所しか持っていない人も決していません。だからこそ多様性があり、バラエティがあるから、強みを補い合い、私たちは集団で行動することで幸せになれるのです。
自己評価の中で、自分の多様性を重んじるということはとても重要です。他人と比べるとどうしても社会規範としてあるべき姿と比較し、そこから劣っているとついつい自分が劣っているように感じてしまいますが、そうではなくそれぞれの違いをどう生かすかという視点で物事を設計した方がいいでしょう。
なぜ新卒から定年まで同じ人たちが集まる組織がリスクが高まってしまうかと言うと、自己評価の尺度が単一になってしまうからです。典型的なのが最近ですと財務省の文書書き換えでして、あれはまさしく単一の尺度から組織が暴走した事例です。
国会その他で相変わらず、誰が悪いというような個人の責任を追及することが多いのですが、個人の責任を追及しても問題はまったく解決せず、それよりもどうやったら同じようなことが再発されないのかということを組織の病気として診断し、その適切な処方箋を書かなければいけないのです。
自分の長所と短所はセットだということがわかれば、自分の短所を必要以上に卑下する必要がなくなります。日本では謙遜の文化があり、ついつい自分を謙遜することが美徳だと考えられています。この点には注意が必要です。もちろん自分の実力以上に過大評価をしてもらう必要は全くありませんが、だからといって自分の実力をわざわざ卑下して表すことは全く必要ないのです。
自分の長所を人に説明する時に長所だけを漠然と説明しても分かりにくいのでエピソードで話をするといいと思います。どのように長所がいかしたかというエピソードがあれば、相手があなたの長所の活かし方を把握しやすくなるでしょう。
自己評価とはあなたを形取っているものをメタ認知しながら、自分で把握をしていくことです。そして一人一人が大変ユニークで豊かな存在なので、どのような能力の源泉が自分の中にあるのか、可能性を信じて、環境を整えながら自分をよりいかせる方法を通じてあなたの力を生み出し続けてください。
ただしそこで過信は禁物です。自分がもっとできるんだと思って、しかもできないとそれが空回りになってストレスになりますので、様々な自己啓発では小さな成功を積み重ねることを推奨しているのです。小さな成功を積み重ねれば、自分の長所の上手な活かし方がどんどん分かってきますので、自尊感情につながり周りとも良い関係性を築ける土台になっていきます。
是非、あなたの長所と短所をセットで受け入れてあげて、上手な自己開示や環境設定、そして小さな成功を積み重ねることで自分を適切に評価してあげてください。
4日目の課題は
・あなたは自分の長所と短所を常にセットで考えて、短所ばかりに集中したり、長所ばかりを自慢したりしないようにしていますか? あなたは自分の短所をグリグリしてくれる周囲の人とはなるべく距離を置くような努力をし、自分の長所を活かせる環境を積極的に作り出していますか?
・あなたはストレングスファインダーや VIA などを通じて客観的に自分の長所を把握し、その長所を使って小さな成功を積み上げそれがどんどん大きくなって周りの人に貢献できるような自己評価を続けてきていますか?
・あなたの、これまでの人生の中でどんな小さなことでも構いませんので、長所を生かすことができた具体的なエピソードを教えてください。
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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