登録日:2019/04/07
4月7日 日曜日
こんにちは、勝間和代です。
家にやたらと端末がありすぎる問題ですが、それでも、例えば洋服をTPOに応じて着替えるように、端末もこの場面はこれが最適と言うのが色々あるなということを思っています。
例えばスマホの利点はなんといっても圧倒的にポケットに入ることですので、外出時には最強です。だからと言って家の中で6インチの端末を使う必要はないんじゃないかなと個人的には思っています。
なので、スマホは外出時にはメインの端末になりますが、家の中では主にカメラとかあとはスマホだけにしかインストールされていないアプリを使うのに使っています。
パソコンの方は一時期全く使っていなかったのですが、最近Chromeに入る、音声入力のアドインができて、それがとても便利なので、Chromeメインで色々操作をする時にはパソコンを使います。勝間塾のコミュニティーを見る時などが一番多いですね。
8インチのタブレットは何をするかというと、手に持てるぎりぎりの大きさで、そこそこ画面も広いので、このようなメールマガジンを書くときに原稿入力用として使います。Kindleの本を読むときにもこの大きさが便利です。
残る10インチのタブレットですが、基本的には自宅以外でのエンタメ用です。自分が受動的に何か画像を受け取る時には画面が大きい方がいい訳で、新幹線の中で映画を見るとか、ゲームで遊ぶとか、ジムでトレッドミルで歩きながら、目の前においてNetflixを見るとかそんな感じです。Kindleの漫画を読むのも10インチの方が好きです。
こういうことができるのも、ほとんどのデーターがクラウドで繋がっていて、何の端末を使うかがあんまり関係なくなってるからですよね。
唯一不満なのが色々な、Android用のアプリがスマホの画面に一番ちょうど良くなっていて、なかなかタブレット用の画面に最適化されてるものが少ないことです。なので、本当はもっとタブレットでネイティブアプリを使いたいのですが、ついついスマホばっかりになってしまっています。
そのためには、たぶんもっともっとタブレットの普及率が上がらないといけないのでしょうが、これだけスマホの性能が上がってしまうと、画面のインチサイズだけにそこまでこだわる人がいないのでなかなか普及しないのでしょうか。
でも、タブレットの方がやはり画面が広くて目に優しいと思うんですけどね。
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適切な自己評価の技術を考える~その2 自己評価に対するノイズとシグナル
おはようございます、勝間和代です。
適切な自己評価について、メタ認知の重要性をすでに考えたり、習得しようとしてる皆さんが多くてとても嬉しく思っています。
かといって、みんなが悩んでしまうのはどうやってこの「メタ認知能力」を手に入れようかということだと思います。
ある意味、「哲学」という学問はこのメタ認知能力について、ずっと考え続けてる学問かもしれません。それぐらい正直まだ私たちは自分たちのことを知るということは得意ではないのです。
そういう意味では私たちのメタ認知能力を高めるために必要なのは、メタ認知をするための様々なボキャブラリーではないかと思います。つまり英語のように色々なボキャブラリーを集めることでそれを組み合わせて、自分のことを知ることができるようにするわけです。
またもちろん、自分だけではなく周りの人の理解にもそのボキャブラリーを使います。なぜストレングスファインダーが重要かと言うと相手を知るヒントを得ることができるからです。
自己評価の難しさは、ひとつだけあればそれで全てがすむような万能のツールは、ほとんどないことです。なぜなら私たちは非常に複雑なので、ちょっとしたテストだけで、それはストレングスファインダーも含めて全てを表せるわけでありません。
それでも例えば行動経済学がノーベル経済学賞を取ったように、自分たちがなぜ非合理的な行動してしまうのかということを分析するために行動経済学の様々な「バイアス」を知ることは有意義です。
また#Metooの時にみんなで学んだような
「公正世界仮説」
(自分たちの世界観を守りたいため、常に何か犯罪があった時には被害者も非があると考えるし、加害者は自分とは違う極悪な人だと考える性質)
のような、誰しもが陥ってしまうような、間違った考え方についても知識を持っていた方がいいでしょう。
色々な情報を手に入れる時にその情報をノイズとシグナルに分ける癖が必要です。昨日少しお話ししたように、ウェブに公開されている自己評価テストの大半は残念ながらノイズです。
一方、様々な何万人もの市場調査に基づいたり、科学的な裏付けがあるように厳密な研究でなされた評価についてはシグナルのものがたくさんあります。自分の適切な自己評価を図るためには、そのようなシグナルとノイズを見分ける必要もあるのです。
なぜ私たちが自分たちのことだけではなく、社会とか人間の仕組みや心理を勉強し続けなければならないかと言うと、自分の内面を測る時にその内面を分析するためのボキャブラリーやツールがあればあるほど、自分もそして他の人も分析しやすくなるからです。
従って、適切なボキャブラリーを手に入れることで、より適切な自己評価に近づくことができるでしょう。ただし自己評価が完全に正しくなることは基本的にありえないので、死ぬまでなるべく少しずつでもいいから、自己評価能力を高めるよう知識を手に入れ勉強し続ける必要があります。
自己評価を行うためには、常日頃からまずは自分の考えをしっかりと見る必要があります。毎日サポートメールで課題を出してそれについて言葉で答えてもらってるのも、自己評価を行う習慣のひとつです。
私がしつこいぐらいバイリンガルの危険性について指摘し、自分の内面や奥底を考える言語を一つでも強くそして深く持った方がいいと説明してるのはそのためです。
以前、勝間塾の月例会の後オフ会で「7つの習慣」を書いてもらうクイズを出しましたが、出席者の人は、意外とこれみんな空で書けなかったのを覚えているでしょうか? ここですぐに回答出しませんので、ちょっとこれを読んだ人は自分で7つの習慣を全部かけるかどうか口に出すのではなく、紙に書いてみてください。
私たちがより幸せに生き、そして他者に貢献するために7つの習慣が効果的であるということは否定しないと思います。しかしその7つの習慣を意識的に言葉で言えないということは、普段、その7つの習慣が身に入っていないということですから、自己評価としてそれを基準として守るのは難しいということになります。
まずは自己評価として適切な基準を手に入れるということと、さらにその基準に合わせて適切な思考や行動をとるという二段階があります。そして自己評価として適切な基準は7つの習慣を始め、意識をすると意外と私たちが入手可能な範囲でたくさんあるのです。
例えばその典型は宗教です。宗教そのものを否定するか肯定するかというのはまた別問題ですがそれでも信仰心が強い人というのは常に
「神様が見ている」
というメタ認知の発想がありますので、自分の行動に対してのブレーキがかかりやすくなります。もちろんそのブレーキは良いブレーキも悪いブレーキもあるので一概に全てが良いとは言えませんが、それでも一定の枠組みの自己評価を常に無意識に行なっているということなのです。
シグナルになる自己評価の基準が様々な人の経験を経て熟成されたものである一方、それではノイズとなる自己評価の基準は何でしょうか?
例えば、「社会におけるジェンダー規範」というノイズがあります。言われる男らしさ、女らしさです。
先日ネットフリックスでこちらのドキュメンタリー映画を見ました。
男らしさという名の仮面 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks http://krs.bz/katsumaweb/c?c=104860&m=175354&v=4dfeaf3b
これは男性も女性も見た方がいいと思います。私は、この映画を見るだけでもネットフリックスに入っていた価値があると考えるほど衝撃を受けました。
どういう内容かと言うと、女性と男性を見ると、集団での正規分布をみれば、確かに女らしさ男らしさは、多少女性の方が女らしい方へ、男性の方が男らしい方へずれていますが、それでも9割方はほとんど重なっており世間で言われるほど男らしさ女らしさというのは実はないという考え方です。
ところが幼少期から男性は父親や世間から「男らしくしろ、涙を見せるな」などと言って感情を隠すことを覚えさせられ、学校内では体力や男らしさ、暴力など、男性特有の基準によって順位が決まってしまい、そこから逸れるといじめの対象になるため無理やり男性らしく振舞ってしまうという話です。
実際に高校生の授業で、先生が子どもたちを集めて、自分が表面上男らしく振る舞うことによって、内面ではどういうことが抑圧されているかということを確かめると、内面に怒りや悲しみ痛みなどを抑圧している男子生徒が大半で、それが思考や依存症の引き金になっているとドキュメンタリーは指摘をしています。
女性ももちろん女性らしくあれということで様々な規範を強いられていますが、女性も男性も同じように間違ったジェンダー規範により自己評価が行われそれによって行動を抑圧してるということがよくわかります。
ある意味勝間塾やこのコミュニティはジェンダーニュートラルですから、男らしさ女らしさが強制されることは一切ありません。それでも私が勝間塾の説明書に必ず書かなければいけないのは「勝間塾は女性専用の塾ではない」ということです。それぐらいよく聞かれるからです。ある意味それぐらいジェンダーによる区別というのは私たちの無意識の中に根付いてしまっています。
昨日は学校や企業から間違った評価を受け続けると自己が歪むという話をしましたが、同じように社会から特にジェンダーにおいて間違った基準を押し付けられ続けると、自己が歪むので注意をしてください。
自己評価の基準をあくまで
「より良く人間として生き、人生を全うするためには」
と考えることで、社会に溢れている自己評価基準をある程度自分でノイズとシグナルに選別し、さらにそのシグナルを無意識に自分にインストールすることで、より良い思想や行動につながるのではないかと思います。
2日目の課題は
・あなたは、自分がメタ認知能力を高めるためには自己評価のための適切なボキャブラリーが必要であること理解し、そのボキャブラリーの入手を努力してきましたか?
・あなたは、自己評価のためのボキャブラリーにはノイズとシグナルがあり、シグナルは無意識に頭と心に入れられるようにする一方、ノイズについてはそれを判断して排除するように区別をしてきましたか?
・あなたは、自己評価のためのノイズとして特に問題なのはジェンダーに対するノイズであり、ジェンダーに対するノイズのほとんどは間違いであることを理解し、それを無視できるようにしてきましたか?
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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