登録日:2019/04/06
4月6日 土曜日
こんにちは、勝間和代です。
娘が大学の側で下宿することになったので1人暮らしになって早1週間です。
朝起きると習慣でついつい娘の姿を探してしまうのですが、その度にああ、いないのだと思い出します。
食事を1人分ずつ作ることにも随分慣れてきました。パンを焼くと一気にの3分の1ぐらいしかその日には食べられないので、残りは冷凍することになります。
家族が多い時には煮物をすることが多かったのですが、煮物を少量するとあまり美味しくないので、最近は焼き物が増えました。味噌汁もあまり作らなくなってしまいました。
それでも猫たちが相変わらずベタベタとしてくれるので、癒されています。食卓で食事をしようとすると2匹とも寄ってきて、右手と左手がそれぞれ2匹と猫をなでるのに忙しくてなかなか食事が進みません。
これまで50年間も1人で暮らしたことがないので、本当に猫達がいなかったら寂しかったと思います。
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---サポメ本文---
適切な自己評価の技術を考える~その1 メタ認知の重要性
おはようございます勝間和代です。
今週のテーマは「自己評価」です。
まず最初に一つ質問したいと思います。「あなたは自己評価が得意ですか? 苦手ですか?」
ここで、「自分は自己評価が得意です」と心の中で答えた人はいますか?ちょっと複雑ですが、ここで自己評価が得意だと答えた人は自己評価が苦手だと思います。なぜなら自己評価が得意な人などほとんどいないからです。
もし逆に自己評価が本当に得意な人がいたら、それは自分の感情と向き合うのは苦手ということで、必ずしも好ましいことではないかもしれません。
つまり、本当に自己評価ができている人は、自己評価が苦手と答えるはずです。この質問に対して自己評価が得意と答えてしまった人は、自分の自己評価能力を実力以上に考えてるということになります。
でもある意味、それが自己評価の特徴でもあります。自己評価の最大の特徴として、私たちは自分たちの実力を実力以上に高く見積もる傾向があるのです。
なぜそうなるかと言うと、私たちは自己肯定感や自己愛がありますので、それを大事にするためあまりできない自分を認めたくはないのです。できない自分を認めてしまうと、メンタルヘルスをやられてしまいます。
だからといって、実力とかけ離れてるところに自分の評価を置いてしまうと、周りの人から見るととても痛い人になってしまいます。そして周りの人がなかなか自分のことを認めてくれないので、ついつい自分が威張ることになり、さらに周りの人が自分から離れるような悪循環になってしまう可能性もあるでしょう。
なぜ世の中にたくさんのテストがあり、それが点数評価されるようになってるかと言うと、私たちが他人に対し自分でできるできないとアピールをするのは全くあてにならないため、一定の基準で明確な点数を使って、その人の実力を第三者が客観的に認識できるようにするためです。
自分のことを第三者の視点から見ることを
「メタ認知」
といいます。
メタ認知ができていると、自分の認知の歪みを感知することができるので、まず自分で自分自身として認知をしたものをさらにメタ認知をして、どこが歪んでるかを考え修正をすることができます。
例えばメタ認知ができると、自分がどういうミスを犯しやすいかということを予め考えるため、そのミスの可能性をカバーする方策を立てたり、ミスが起きた時に困らないような スラックを準備したりすることができます。
そういう意味では、スラックの重要性を理解してあらかじめ準備ができる人というのは自分のメタ認知ができている人です。
メタ認知能力がありますと、PDCAサイクルも回しやすくなります。実際に自分が何か行った時にもう一人の自分が自分のやったことを点検してコーチングをしてくれるからです。
仕事なので同じミスを繰り返す時に、もう一人の自分がなぜそのミスを繰り返すのかを分析し、新しいミス防止のための対策を立ててくれれば、ミスは減る方向になります。
ところがメタ認知ができない人は、自分はもっと能力が高いはずだ、一生懸命頑張れば次こそうまくと言ったような形で自分を過信し、同じミスを繰り返してしまうのです。
怒りを覚えた時にもメタ認知の能力が役に立ちます。今自分が怒ってる原因は何なのかということを考え、それが自分の人生にとって怒ることが重要かどうかを考えればアンガーマネジメントができるわけです。
メタ認知の概念を常に自分で持つことは、自己評価への第一歩になります。宝くじが自分だけは当たると考えたり、確率論や統計学が苦手な人は、自分を他人の視点で見ることができないのです。
繰り返しになりますが私たちは全て、自分の能力や、自分の将来に対して楽観的なバイアスを持っています。なぜ災害時に私たちが逃げ遅れるかと言うと、自分にそんな悪いことが起こるはずはないとリスクを過小評価してしまうためです。
しかしリスクマネジメントの基本もメタ認知能力です。他人のことであれば簡単にわかるようなリスクについても、自分になると急に見失ってしまいます。だからこそ自分の楽観的なバイアスを治した形で自分を評価するようなメタ認知が不可欠なのです。
時間割引率についても私たちは自分たちが双曲割引の効用を持っているということを認知しておくと、先延ばしのくせ自体は治らないかもしれませんが、それに対する対策ができると思います。すぐに行ってしまえば問題が起こらないことを先延ばしすることで、より大変になることを分かっていれば、自分をコントロールしたりすぐに行う仕組みを作ることも可能です。
勝間塾での自己評価の技術として、ストレングスファインダーと選択理論心理学の基本的欲求のプロフィールが推奨されています。
そこで是非気づいてほしいことはこれらの強みや欲求というのは全て
「相対評価」
であるということです。
ストレングスファインダーでこういうものが強い弱いというのも、あくまで周りの人との比較です。基本的欲求についても5つの欲求はそれぞれみんな必ず持っていますがその欲求の大きさが
「ビールジョッキの大きさか、お猪口の大きさかぐらい違う」
ということなのです。
何のために私たちが自己評価をするかと言うと、社会や集団の中で自分の位置を相対化するためです。自分が集団の中にいてどういう位置づけなのだからということがわかっていると
「自分が目指すべきキャリアは何か」
「自分が組織や集団の中でどういう役割を果たすべきか」
「自分は他人から見てどのように見える可能性が高いのか」
「自分が他者に対して貢献ができ、逆に周りから助けてもらわなければいけないことは何か」
というような
「メタ認知」
ができるようになります。
私たちは自分の長所や欠点について大幅に変更することはできません。だからこそ、どういう時にミスや欠点が起きがちかということを認識して、それをあらかじめカバーをする必要があります。
一方、長所については、どういう場面であれば人のために生かすことができるか、そういった場面を積極的に作るかということが考えられます。
さらに自己評価で重要なことは、どうしても私たちは評価制度と言うと、学校や企業など公的なものの評価に頼りがちになってしまいます。
しかし、そういった評価制度はあくまで学校や企業にとって都合のよい評価制度ですので、そこで私たちの自己が本当に正しく評価されるとは限りません。
だからこそ、私たちは定期的に様々なツールを通じて自己評価を行い、自分のメタ認知を続けなければいけません。
ただし問題なのは、世の中、特に Web に落ちている自己評価診断テストはとんでもも多いので、その中でどの評価テストが正しくて、どの評価テストが正しくないかということを私たちが認知しなければならないのです。
いずれにしても自己評価はメタ認知のために必要です。私たちが自分だけの考えで前に進もうとすると色々非効率的だし、ミスを犯すからということを初日は覚えておいてください。
初日の課題は
・あなたは、メタ認知という概念を知っていて、いつも自分の認知状況をさらに認知するような、「メタ認知をする習慣」を心がけてきましたか?
・あなたは、メタ認知を行うことで自分に起きがちなミスも、あるいはより特性を活かせる場面も理解ができるし、そのためには適切な自己評価ツールが必須であること理解し、その収集に努めてきましたか?
・あなたは、学校や企業などで行われる評価は、それぞれの組織に都合が良いもので、必ずしもあなたの評価を正しく反映しているものではないことを理解し、より深い自己評価を自主的に行おうとしてきましたか?
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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