登録日:2018/12/15
12月15日 土曜日
こんにちは、勝間和代です。
先日、スクリーンを下ろしてから音楽をかけるとなんとなく音が良くなったような気がするとメールマガジンに書いたところ、オーディオマニアの方から、それは勘違いでないと言う返信をTwitterでいただきました。
どういうことかと言うと、確かにコンサートホールなどはそうなのですが、無駄な反響が1部スクリーンの布で遮断されてなくなるからだということです。
なるほど、確かにコンサートホールなどは反響をしないように壁材とかに凄く気を使っていますよね。
私の今でもスクリーンを下ろすと壁の大半がスクリーンになりますから、特に前面の余計な反響がなくなるようです。
そういう意味では別にプロジェクターをオンにしないとしても、スクリーンを下ろした方が音が良くなると学びました。
仕事部屋の方は同じアンプと同じスピーカーなのに、なんとなく音がリビングでよりよくないなと思っていたのは部屋が狭くて反響が大きいからのようです。この点もヒントを頂いたので少し改善してみたいと思います。色々なことがわかって嬉しいです。
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試行錯誤の技術 〜 その1 常に試行錯誤ができる環境を整える
6月11日 月曜日
おはようございます、勝間和代です。
今週は試行錯誤の技術について一緒に考えていきたいと思います。なぜ試行錯誤がと言うと、本来、試行錯誤をどうやって行うかということが私たちが生きる上で最も重要な技術の一つのはずですが、あまり私たちは体系だってこの技術を学んだことがありません。
実際に、アマゾンなどに試行錯誤でキーワードを入れたとしても、正直大した本は出てきません。その中でも一番近いのは、かろうじて、こちらのブラックスワンでも有名なタレブの「反脆弱性」ではないかと思います。
参考
反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方 | ナシーム・ニコラス・タレブ, 望月 衛, 千葉 敏生 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
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なぜ現代において試行錯誤が重要になってるかというと、状況があまりにも目まぐるしく変化する上、予測がつかないからです。常に世の中がランダム性や不確実性を包含してることを前提としながら、そこに向かってそれでも新しい道を切り開かなければいけません。
あるいは、私たちの世界は複雑系と呼ばれるような、さまざまな出来事が重なって偶然によって紡がれますので、常に過去から学んで、将来に適用しなければいけないという試行錯誤が必要になります。
このような予測不可能な社会において、私たちがそれでも安心に生きるためには、いつどこでも試行錯誤により自分の安定を確保できるという自信が必要です。
なぜ私が「持ち家」や「長時間労働」を推奨しないかというと、私たちが自分の将来に対して試行錯誤を行うことに対して大きな足かせになるからです。例えば住むところ一つ取ったとしても、最初にたまたま買って持ち家が自分にとってベストであるという可能性は非常に低いのではないでしょうか?
しかし、経済用語では所有効果と呼びますが、1度手に入れたものについては価値を高く見積もる傾向があるため、その持ち家に固執してしまい、今ある家を離れてベストの解を引き出すことがなかなか難しくなるのです。
勤務先についても同様で、学校を出て最初に就職した先が天職であるという可能性はあまり高くありません。むしろ転職や起業を繰り返す中で、三つ目や四つ目で自分にふさわしい職が見つかるのが通常の流れではないでしょうか。
私が様々に、便利なツールやアプリケーション、機械などを紹介する時にいつも気になるのは、本当に私と同じような思考プロセスや試行錯誤を経て選ぶ人は問題ないのですが、私が選んだという理由だけで短絡的に買ってしまう人も多いということです。
しかし、その場合はお互いに環境も予算も設置場所もさまざまなリテラシーもすべて違うわけですから、必ずしも私にとっての最適解が他の人の最適解とは限りません。それも踏まえて参考程度と考えて、一緒に試行錯誤をしていくのであれば問題はないと考えます。
そういうことを考えずに、単純に選んでから使いこなせなかったり、それによって失敗してしまうのは勿体ないと思うのです。
なぜ私たちがチャレンジをできたり、リスクを取ったりできるかというと、それは思考錯誤の一環であるということを理解しているためです。つまり、新しいチャレンジや新しいリスクというのはある程度失敗することを前提として、そこから学ぶことを織り込んでおくのが必要だからです。
試行錯誤の中で最も歴史上有名な事例は、エジソンが電球に使う素材としてのフィラメントです。エジソンは6000種類もの様々な材料を世界中から取り寄せて試してみたところ、最終的には日本の竹が一番合っていたという有名な事例です。
しかもこの竹の実験の手に入れ方が凄くて、たまたま手元にあった扇子を見て、その一部を分解して使ってみた訳です。そして、この話はここで終わりでないところがすごいのですが、竹がいいとわかったら、今度は全世界から1200種類の竹を集めて、竹の中でもさらにどれが一番合ってるかを調べました。
つまり、エジソンですらベストの解を求めるのに6000種類も1200種類ものを試行錯誤をしているのに、なぜ私達は1回でそれができると思い込んでしまうのでしょうか。
ハース兄弟の本の中でも、よりよい意思決定をするために必要な第一歩は
「選択肢を広げることである」
と明言していました。
Amazon.co.jp: 決定力! 正解を導く4つのプロセス eBook: チップ・ハース, ダン・ハース, 千葉敏生: Kindleストア
http://krs.bz/katsumaweb/c?c=102390&m=175424&v=4b1a20aa
ただし、そういった選択肢は実際に試さないとわからないことが多すぎるので、様々なものを試してみてから考えればいいのです。
つまり、試行錯誤というのはより良い選択肢を選ぶことができるようにするための準備になります。さまざまな揺らぎや失敗の中からベストの選択肢を選ぶという発想になれてほしいのです。
もちろん試行錯誤をするためにはある程度の情報も必要ですし、失敗に耐えうるだけの時間や予算も必要になります。エジソンは1200種類の竹を取り寄せるのに、当時のお金で10万ドルという大金を投資したそうです。
しかし、それは電球が商品化をすればすぐに取り戻せるということが分かっていたので、できた投資です。
私がパソコンからの音声入力で原稿を書く方法に、マイクや音声入力ソフトをいくつも取り替えるのはなぜかというと、音声入力が上手にできるようになれば、様々な原稿や本の書き上げるスピードが速くなり、その原稿料で十分に投資が回収できるからです。
ある意味、なぜ試行錯誤を躊躇してしまうかというと、その試行錯誤によって将来得られる利益がまだ明確に見えていないせいかもしれません。しかし、これは正しく時間割引率の問題ですので、今現在多少の苦労をしたとしても、将来より良い結果が得られるのであれば、とりあえず自分の時間とお金が許す範囲で試行錯誤をするということを習慣化してしまう訳です。
これだけ変化が激しい時代ですので、様々なやり方や考え方や持ち物が2年間あるいは3年間変わらないということ自体が私たちにとってリスクになってしまっています。
そして、この環境変化は加速することがあっても減速することはありません。したがって加速する環境変化のなかでいかに自分の思考錯誤の回数を増やすことができるかということが、環境適応への益々の鍵になっていくことでしょう。だからこそ、どんどん習慣化してください。
どうやって試行錯誤をしてけばいいのか、今週1週間かけて一緒にお話してきましょう。
初日の課題は
・あなたは、試行錯誤の重要性を普段の生活の中でどの程度最優先事項として位置付けていますか?
・あなたは、自分がやることについて試行錯誤が習慣化していると、胸を張って言えますか?
・あなたが、これまで自分の思考錯誤によってうまくいった事例を教えてください。
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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