勝間和代　無料メルマガバックナンバー　11/22-11/29-勝間和代オフィシャルサイト

勝間和代　無料メルマガバックナンバー　11/22-11/29

11月29日　木曜日
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わんわんと泣くことの効用
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こんにちは、勝間和代です。

いつも、ストレス解消についてよく考えます。どうしても、ふだんから、全ての欲求を私たちが思い通りに満たせるわけではない。そうすると、知らず知らずに、様々な我慢が貯まっていきます。

もちろん、この我慢、いい我慢もたくさんありますから、必ずしも敵視する必要はないのですが、それでも、過度にガス抜きをする必要があります。

そして、ガス抜きの方法として、よくものを食べてしまう人は太るし、よく運動する人は体が鍛えられるし、ガス抜き方法が私たちの人生の質にも影響を与えるわけです。

私のガス抜きの一つのお薦めは、あるいは自分で実行しているのは

「泣くこと」

です。泣くことは、笑うこと同様、緊張をゆるめ、ストレスを解消し、エンドルフィンを排出し、うつの原因となるマンガンも上手に排出するそうです。

笑うことが免疫を高めるのは有名ですが、泣くことも同じ効用があるので、ぜひ、多いに泣くことをお薦めします。

といっても、泣けと言われても泣けませんか、やはり、感動する映画やドラマを観て、感動の涙を流すのがいいかも。

私は映画フリークなので、映画を観ては涙を劇場で、家で、わんわんと流しています。

ぜひ、ストレスがたまりましたら、上手に泣いてみてください。やけ食いよりも健康にいいですよ!!

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「勝間塾」及び「サポートメール」のご案内
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こちらのメルマガは無料ですが、さらに、みなさんのコミュニケーションと成長をサポートするための、定期・有料のプラットフォームを２種類、用意しています。

－サポートメールに入る(月額980円、当初１ヶ月は無料体験あり)
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毎日届くサポートメールのみのサービスです。１週間に１つのテーマを扱って、また、コミュニティでみなが集うことで、１人１人の成長をサポートし、ペースメーカーとなります。

－勝間塾に入る(月額4800円、含むサポートメールサービス)
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毎日届くサポートメールに加え、毎月ごとに決まる課題や課題図書と月例会で、みなさんの仕事のスキルアップ、やりたい気持ちの維持、コミュニティでの仲間作りをサポートします。オフ会や合宿も盛んです。学びたい仲間に出会うことができます。セミナーも、私以外にもさまざまな講師をお招きしています。

特に、ストレングスファインダーで「最上志向」「学習欲」「内省」「収集」などが多い方が多数集まっています。ドリームキラーのない環境で、一緒に支え合って、成長していきましょう。起業、出版などのゴール達成もサポートしています。

11月28日　水曜日
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100ccのバイクに乗る楽しみ
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こんにちは、勝間和代です。

最近、自転車だとちょっと遠いなぁ、と思う距離の移動には、もっぱら、100ccのバイクを使っています。ホンダのAPE100というバイクです。

100ccのバイクというとイメージがわきにくいと思いますが、重量が88キロ、全長が1.7メートル、シート高が71.5センチと、みなさんがイメージするバイクの大きさのだいたい3分の2くらいの大きさです。

何がいいかというと、その大きさ。とにかく、小さくて軽いので、足つきもものすごくいいし、私の力でもぐらっと来ることはまったくありません。

スタートはキックスタートといって、電子制御でなく、足で蹴飛ばしながらエンジンを回します。また、最新型でもまだ、キャブレーターのタイプです。

でもそうやって、電子制御系の設備をあえてつけないことで、軽量化と小型化を図っています。

軽くて、エンジンも小さいので、当然、燃費がよく、都内のチョイノリで、リッター４０キロは軽く持ちます。スピードも、原付２種の制限速度である時速60キロにストレスなく到達します。

いろいろバイクを乗ってきましたが、結局、行き着くところはやはり、リーンなバイクでした。

もちろん、このバイクは高速道路は乗れないので、ツーリングなどではこれまで通り、大型バイクに乗りますが、都内近郊や、空港などには、ほとんどこのバイクで行っています。

回転計も、トリップメーターもなにもついていないので、初心者のころだったら乗れなかったと思います。しかし、今では、あれだけ苦手だったマニュアルによるギアチェンジもほとんど無意識にできるようになり(エンジン音とスピードのバランスで、勝手に手足が動くようになりました)、都内チョイノリのため、ナビはつけたので、ナビのトリップメーターを使うことでガス欠の心配もなくなりました。

脳科学者の池谷裕二さんは、対談の時に「人間は失敗による消去法しか基本的には学ぶことかできない」と教えてくれました。

私も、たくさん、たくさん失敗して、ここまで来ましたが、だからこそ、大事にしたいと思います。

なお、勝間塾では、125cc以下のバイクによるツーリングも計画中です。１２月１５日には、浜松のライディングスクールでのオフ会もあります。バイク乗りの方、よかったら、ぜひ勝間塾へのご参加も検討ください。意外とライダーたくさんいます!!

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11月27日　火曜日
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焼き芋ををオーブンで上手に焼く方法
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こんにちは、勝間和代です。

秋は焼き芋がおいしい季節です。なぜ特に女性が焼き芋が好きなのかということについて諸説ありますが、いずれにしても、あの繊維質と、甘味が上手にねっとり絡み合った状態、たまらないですよね。

どうやって焼き芋を作ればいいか、と言うことですが、一番簡単なのは、レンジでチンするほうほう。しかしこれだと、売っている焼き芋に比べて、どうも甘味も風味も足りません。

それもそのはずで、焼き芋に含まれるアミラーゼという酵素は、ゆっくりと温度が上がることで、より甘くおいしくなるからだそうです。だから、石焼き芋のように、遠赤外線でゆっくりと温めるのが最高です。

これを家で再現しようとすると、いくつか方法がありますが、私のお気に入りは

「低温のオーブンでゆっくりと温める方法」

です。

これは、石焼き芋とほぼ同じ、オーブンは赤外線(輻射熱)で焼くことになるからです。

では、どのくらいの時間かというと、これも、完全にオーブンの温度と時間の掛け算で、例えば

－140度なら120分
－160度なら90分
－250度なら40分

といった感じになります。もちろん、ゆっくり温めるほど、ねっとり甘くなりますが、それは、家庭のオーブンの設定可能時間と、あと、いつ食べたいか、という掛け算、さらに、電気料金で決めてください。

気になる電気料金ですが、1000Wを一時間使うと、20円前後なので、だいたい、どれでやっても、さほど変わらなくなります。高い温度には高いワットが必要なので。どれも20円前後でしょう。

オーブン料理は、電気代がかかると思って敬遠されがちですが、材料費などに比べれば、思ったほどでないことがわかると思います。また、ガスやIHレンジと違って、360度から温まるので、むら無く、おいしくできあがりますから、もっともっと、オーブン料理、普及すればいいと思います。チャレンジしてみてください。

サポートメールや勝間塾のコミュニティでも、みなさん、日々、どうやったらおいしいオーブン料理ができるか、研究中です(別に料理クラブではないのですが(笑))。料理のアイデアに興味ある方、ぜひ、ご参加ください。

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11月26日　月曜日
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私がお酒をまったく飲まない理由
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こんにちは、勝間和代です。

私はお酒をまったく飲みません。よく、なぜと聞かれるのですが、答えは単純です。

「私の性格・性質だと、簡単に依存症になるから」

です。

実際、お酒を完全にやめる2001年ごろまでは、成人してから妊娠・授乳期を除いて、ほぼ毎日飲んでいました。なぜかというと、毎日飲みたくなるからです。

お酒の一番怖いところは、意志の力を通り越して、脳内物質に働きかけて、スルーしてしまうことです。そして、その快感を強く感じる人ほど、依存症になります。

もちろん、昼間から飲むわけではないのですが、当時は毎日飲んでいましたから、二日酔いのこともありましたし、また、飲み過ぎて寝坊して遅刻したこともあります。

そして何が辛いかというと、夕方くらいから、ああ、もうすぐ仕事が終わればお酒が飲める、といったように、お酒にコントロールされてしまう生活がいやで、しかも、そんな自分に自己嫌悪の気持ちを抱いてしまうわけです。

当時、ちょうどタバコを止めようとしたのをきっかけに、さまざまな依存症について勉強して、専門書や脱するためのノウハウ本も何冊も読み、ようやく、タバコとお酒の依存から抜け出すことができました。

ところが、それから10年後、さまざまな付き合いもあり、また、子どもたちも手がかからなくなったこともあって、実は私、2011年はじめから1年間だけ、お酒を飲んだ時期があります。

もちろん、暴飲すると言うほどではなく、1日ワインを数杯から１／２本くらい、外でも最大4杯くらい、という感じです。なんせ、10年ほど止めていましたから、すっかり弱くなっていて、4杯で充分だったからです。

しかし、その4杯でも、充分にリズムが狂いました。まず、夜に飲むと、朝に早起きができなくなりました。また、これがいま思うと、一番の悪影響だったのですが

「ルーティンワークは普通にこなせるけれども、創造的なことをしなくなった」

と感じました。なんせ、今はまた飲まなくなったので、夜に数時間、ルーティンワークを終えてからもいろいろなことを考えたり、本を読んだり、人と会ったりする時間があるのですが、その部分がみな

「1人で飲む」or「酒席で飲む」

という時間に代替されて、かっきりと奪われるのです。

ちょうど、2012年2月にスカッシュで右足首を骨折したのをきっかけに、なんせ、文字通り「しらふでも足下がおぼつかない」状態になったので、お酒を飲むとますます危ないため、一度、お酒を飲んだあとに転んで、したたかに膝を打ってから、そこで後悔して、ふたたび、お酒を止めました。

お酒を止めると、また新しいことにチャレンジする元気が沸いてきます。今年の場合は、それがさまざまな調理科学だったのですが、その他にも、いろいろと計画し、実行に移しています。

今でも、ものすごく辛いことがあったり、疲れたりしたときに、

「ああ、ここでお酒を飲んだら楽になるかも」

と思うことはゼロではありません。でも、例えば、赤信号だとわかっていて、道を渡る人はいませんよね？　まったく同じことで、私はそこに赤信号が見えるので、お酒を飲む代わりにハーブティーを飲みます。

そして、気持ちが疲れたときこそ、趣味の調理をしたり、本を読んだり、お茶を飲んだりして、

「悩んでもしかたがないことを悩まない」

ようにしています。そう、お酒というのは、何らかの形で現実逃避をする手段なのです。しかし、そこで必ずしも、お酒を使う必要は無く、いろいろな代替物がありますので、それと上手につき合えばいいわけです。

正直、依存症にならずにお酒が飲める人がうらやましいです。でも、私はそうではないから、まったく飲まないことにしています。

なお、こういった依存症の性質や治し方については、2012年7月23日月曜日からのサポートメールでブックレビューを行っています。加入の方は、これまでのバックナンバーをすべて読めるサービスがありますので、よかったら、お試しください。

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起業、出版などのゴール達成もサポートしています。各地でのオフ会や勉強会も盛んです。今月のテーマはマーケティングです。朝の勉強会も盛んです。

ほかに、ランニングクラブやお料理教室、ツーリングクラブなど、大人の倶楽部活動もいろいろと行っています!!

11月25日　日曜日
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しょうゆ味の呪縛からの脱出
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こんにちは、勝間和代です。

水島シェフのロジカルクッキングにはまって以来、とにかく「塩分をぴしっと決めること」を調理の最優先事項の一つにしています。

ほんとうに、そうすると、味噌汁、焼き物、煮物、すべて、それこそ、スーパーで買ってた普通の素材でも、高級素材に早変わり。ぴしーーーーっと味が決まります。

そんなこんなを繰り返していると、だんだんと、砂糖も使わなくなるのですが、同時に、あまりしょうゆをつかわなくなってきました。

なぜなら、しょうゆだと、素材の味が半分くらい、しょうゆの味になってしまうのです。せっかくおいしい肉、野菜、キノコ、魚などの味がもったいない。

そういえば、オーストラリアで日本人の方がしょうゆを持ち歩いていました。向こうで味が口に合わないときに、かけるのだそうです。

また、スリランカに行ったときにも、なんでもカレー味だったのですが、ああ、そうかと思ったのが、スリランカのカレー味が、日本のしょうゆ味、ですよね。天ぷら、すし、刺身、すきやき、なんでもしょうゆ味です。

しかし、よく考えたら、しょうゆの味は一つですが、素材の味は、野菜ごと、魚ごと、きのこごと、みな違うのです。味噌汁も、同じ塩分を決めるときに半分塩、半分みそにするとぴたっとおいしくなったので、同じことを試みました。

なので、これまでであればしょうゆで味付けしたものを塩にしたり、半々にしたりします。先日は、納豆にあの砂糖入りのたれでもなく、しょうゆでもなく、塩をかけてみたら、大豆の味の鮮烈さに驚きました。正直、３パック１００円の安い納豆でも、高級納豆の味になります。

また、しょうゆは、先日お送りしたAGEが実は多く含まれている食品で、AGEの過剰摂取を避けるという観点からも、多少は控えた方がよさそうです。魚もただ焼くのではそれほどAGEは増えませんが、照り焼きにするとかなり増えるそうです。

さらに、しょうゆは甘辛味にはけっこう相性がいいのですが、最近、砂糖をほとんど料理に使わなくなってから、しょうゆ単体だと、塩分としても、どうも、目立ちすぎる印象があります。なので、意外と難しい調味料なのだなぁ、と思いました。

もちろん、お刺身に少しだけしょうゆをつけていただく、これは日本人の最高の楽しみですから、それを止めるつもりはありませんんが、しょうゆ味以外のものもどんどん調理でもチャレンジするし、外でも食べていくようにしたいと思っています。

脱しょうゆのきっかけになった、水島シェフのロジカルクッキングの配信は１１月１２日の週に終了していますが、サポートメール、また勝間塾に加入いただきますと、バックナンバーを見ていただくことが可能です。

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11月24日　土曜日
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私が.北海道北見市に家を借りている理由
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こんにちは、勝間和代です。

先日、はなまるカフェに出演したときにも説明しましたが、私は北海道北見市に家を借りています。勝間塾の研修所として使ったり、あるいは、執筆のためのおこもり場所になっています。

では、なぜ、北見なのでしょうか。それは私が

「奇跡のバランス」

と呼んでいる、豊かな自然と、快適な都市生活が両立しているからです。

最寄りの空港は女満別ですが、こちらは羽田から1時間40分。新幹線で大阪に行くより、実は早く着きます。そこから、北見市はバスか車で40分ほどです。直通バスが1000円なので、大変便利です。

しかも、明治以降に開拓されているので、道が比較的しっかりている一方、人口が少ないため、とにかく、渋滞と無縁です。だいたいどこでも、1キロ1 分で計算すればいいと言われていて、例えば、北見から網走も、釧路も、知床も、旭川も、帯広も、みんな、日帰り圏内になります。

女満別を降りた瞬間に、都会の喧噪とはまったく異なる風景が広がります。広い空、緑、澄んだ空気、まるでスイスのリゾートのようです。そして、北見市内の市外に入れば、イオンも、ヨーカドーも、ニトリも、ダイソーも、回転寿司トリトンも、ホーマックも、大きな書店のコーチャンフォーもみんなあります。

市内には、車で10-20分でいける温泉が３つあり、ゴルフ場も３つくらいあります。冬はスキー場もありますし、湖でワカサギ釣りを楽しむこともできます。

スーパーマーケットに行くと、地元の野菜、魚、肉、キノコ、みな満載です。安くて、新鮮で、おいしい食材ばかり。また、隣の津別町ではさまざまな野菜栽培が盛んで、津別のどりーむふぁーむプロジェクトさんから、私は東京にも野菜を送ってもらっています。

そして、北海道に家を借りて仕事をしても、なんとかまわるのは、もちろん東京にも家があるからですが、やはり、

－LCC(ローコストキャリア)の発展により、交通費が安くなったこと
－ITの発展により、どこでも仕事ができるようになったこと

がほんとうに大きいと思います。

ほんの10年前まで、今のような自由度で北見で仕事はできなかったことでしょう。キタキツネやエゾジカと出会う場所で、仕事をしているフシギです。

なお、気になる家賃ですが、光熱費を抜いて、だいたい5-8万円あれば、一軒家を借りることができます。買ったとしても、土地代込みで700-1000万円くらいです。

それはなぜかというと、土地が安いから。だいたい、坪単価が市内で7-10万円くらいです。なので、こちらのおうちは平屋建が多いですし、また、庭もたっぷりあります。

こちらの地でもっと長い時間を過ごすためのワークスタイルはどういうものか、いろいろと知恵を絞る毎日です。

ぜひみなさん、機会があったら北見にいらしてください。勝間塾のさまざまな合宿も順次、行う予定です。春には、リビングフードツアーも企画しています!!

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11月23日　金曜日
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自己肯定感と、自己欺瞞と、嘘つきの関係について
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こんにちは、勝間和代です。

私の永遠のテーマの一つとして
「人はなぜ、嘘をつくのか」
というものがあります。

もちろん、一生の間に嘘がゼロの人もいないでしょうし、100パーセントの人もいないと思います。嘘つきと行っても、要は、グラデーションです。

しかし、だいたいその中で、周りには病的な嘘つきもいますし、少なくともほとんど人に害を与えるような嘘はつかない人もいます。

そして、あたりまえのことなのですが、私の気づきとして

「自己肯定感の強い人は嘘をつかない」

というものがあります。今の実力通りの自分に満足しているから、わざわざ、別の「より盛った」自分を作る必要がないのです。

一方、自己肯定感の低い人は、ありのままの自分を話すと、人に嫌われるのではないかと恐れている印象があります。だからこそ、やってもいない努力、いもしない友達、ほんとうは存在しない業績など、ありとあらゆる形で

「本当はなりたかった理想の自分」

を他人に語り続けるのです。

また、同じく、嘘をつく人の特徴として

「嘘をつく人は、過去の話が多い」
ということも、観察してきています。自分の過去を、よりよいものに書き換えたいのでしょうか、それはそれは、ドラマティックに美しく彩られるわけです。

さらに、こういった嘘つきの人たちは、他人のあら探しが大好きです。少しでも相手がダメなところがあると、嬉々として

「あなたのためを思って」

というアドバイス攻撃をしてきます。これも、嘘と同じく、相手の自己肯定感を満足させるための大事な手段なのでしょう。

そして私たちも、やっかいなことに、こういった嘘つきと、そうでない人は、やはり、数回あっただけではわからず、少し親しく話をしないと見抜けないということです。

なぜなら、ほとんどの人はそこまでの嘘つきではありませんから、いちいち、嘘つきをそんなに警戒して、1人1人の話を疑っていたら身が持たないからです。

さらにやっかいなことは、こういった嘘つきの人は、一見、ものすごく自己肯定感が高いように見えるのです。なぜなら、嘘で固めた自分があるからです。

結局、嘘つきというのは、自己欺瞞の天才だと思います。しかし、どんなに自己欺瞞を重ねても、砂上の楼閣で、嘘は崩れてしまいます。そして、その時に同時に人間関係も崩れます。

私は相手がついた嘘の度合いに応じて、嘘が少ないか、ほとんどない人とは人間関係を深め、逆の場合には遠ざけるよう、一つのバロメータとしてコントロールしています。

私たちは動物ですから、嘘つきに対しては「危険」を察知して、遠ざかってしまうわけです。そうすると、結局、嘘をつくことは、本人の人間関係構築を妨げ、中長期的な成功を妨げますから、結果として自己肯定感が下がり、ますます嘘をつかなければならない、という悪循環に陥ります。

少なくとも、自分がコントロールできる自分だけは、嘘をつかず、そのような循環に入らないよう、心がけたいと思います。

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11月22日　木曜日
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私が正しい、あなたが間違っているという発想の怖さ～外的コントロールについて
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こんにちは、勝間和代です。

よく、私たちはどうしても自分の行動や価値観が正しくて、それに合わない行動や価値観を持つ人を間違っていると断罪し、挙げ句の果てにその人のことを正そうとしてしまいます。

しかし、このことについて、勝間塾でもよくテーマとして取り扱う

「選択理論心理学」

では、これらの行動を「外的コントロール」や「間違った信条」という言葉で、強く戒めています。

選択理論心理学とは、私たちが目標としている姿、心の中の写真(上質世界)があり、その写真に近づくために、毎日の行動や思考を選択していると考えるものです。

基本的には、私たちがコントロールできるのは自分の行動や自分の考え方であり、他人の行動や考え方はコントロールできない。むしろ、相手を外からコントロールをする「外的コントロール」をするほど、相手の信頼関係を損ない、結果として、自分も満足する生き方ができなくなる、という考え方です。

では、なぜ、外的コントロールをしたがるかというと、選択理論心理学では誤った信条といういい方で、私たちは他人を変えることができると思っているし、私たちは何が正しくて何が間違っているかを知っているし、さらに、間違った人を正すことは自分の使命だと思っている、そういう危険な信条があることを指摘しています。

しかも、こういった外的コントロールは、遠い人ではなく、ついつい、近しい人、例えば、親子とか、夫婦とかに行ってしまいがちだということも指摘しています。

では、外的コントロールの代わりに、私たちは何を相手にすればいいでしょうか。それは、人を変えるのではなく、自分が相手を支援し、相手に傾聴し、そして問題が起きたときには、相手に対して「自分はこう考えるから、こう望む」と交渉するのです。

こういった外的コントロールの危険性について、内田樹さんは、現代に外的コントロールがはびこっていることについて、選択理論心理学とはまったく違ういい方で

「呪いの時代，」

と表現をしました。何か、相手と意見が異なったときに、相手を祝福して支援をするのではなく、呪って引きずりおろすのです。

それは、大手のメディアでも、テレビのディベート番組でも、よく見られる光景です。

外的コントロールにしても、呪いにしても、その災いはかならず、私たちに降りかかってきます。

自分のコントロールできることに集中し、過度に高すぎたり、低すぎたりする自己評価を避け、そして、自分が責任を持って自分の欲求を満たし、他人の欲求充足をじゃませず、できる限り逆にその人のお手伝いをする、どうしたらそのような人になれるのか、勝間塾など私たちのコミュニティでは、いろいろな勉強会を開いて追求しています。

もしこのような話にピンと来た方、ぜひ、ご参加ください。選択理論心理学の基礎講座などに参加することはもちろん、読書会や、ケーススタディなども一緒に行っています。

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また、選択理論心理学で検索していただければ、さまざまなサイトがヒットすると思いますし、専門書も何冊も出ていますので、ぜひ、読んでみてください。本当にお薦めです。

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